DL30 FAQ12

チャートレス記録計(形式:73VR21□*)の各チャネルのデータをWebロガー2(形式:DL30)に取込んでWeb監視を検討しています。
DL30で73VR21□のチャネルの割付をどのようにすれば良いでしょうか?
*□は入力点数の数値が入ります。
<A>
(1)DL30用コンフィギュレータソフトウェア(形式:DL30CFG)で73VR21□をModbusスレーブに登録します。「入出力」−「スレーブ設定」で登録します。
IPアドレス:73VR21□に設定しているIPアドレス
ノード番号:Modbusノードアドレスのことです。ここでは、"1"とします。
(2)DL30のチャネルに73VR2102のチャネルを割付けます。
73VR2100の測定しているチャネルのデータ形式は、32ビット長の実数で表現されています。チャネルの登録はアナログ入力(AI)ではなく、パルス入力(PI)を使用します。以下の図は、ペン1を割付けたときの設定です。

計測モード(Modbus/TCP・SLMP):Float |
(3)73VR21□とModbusレジスタアドレスの関係は以下の表のようになります。
データ |
Modbusレジスタアドレス |
入力チャネル1 |
1 |
入力チャネル2 |
3 |
入力チャネル3 |
5 |
: |
|
入力チャネル12 |
23 |
演算チャネル1 |
49 |
演算チャネル2 |
51 |
演算チャネル3 |
53 |
: |
: |
演算チャネル12 |
61 |
|
(4)取込んだデータは測定値(電圧値)のため、スケーリングする必要があります。「アナログ演算レジスタ(MA)
」で「スケーリング」(図1)を行います。
例えば、73VR2100に1〜5V DCの信号を取込んで、0〜100℃に変換したい場合は、演算設定を図2のように設定します。

図1 |

図2 |
ゼロ(入力):1.000
スパン(入力):5.000
ゼロ(出力):0.000
スパン(出力):100.000
|