DL30 FAQ25

電力マルチメータ(形式:54U2 *)の各チャネルのデータをWebロガー2(形式:DL30)に取り込んでWeb監視を検討しています。ネットワーク変換器(形式:GR8)を使用してDL30で54U2のチャネルの割付をどのようにすれば良いでしょうか?
*Modbus通信機能付き
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(1)DL30用コンフィギュレータソフト(形式:DL30CFG)で54U2をModbusスレーブに登録します。「入出力」−「スレーブ設定」で登録します。
スレーブ0をクリックして以下の情報を入力します。
スレーブタイプ:Modbus/TCP
IPアドレス:GR8に設定しているIPアドレス
ノード番号:54Uに設定していますModbusノードアドレスのことです。
ここでは、「1」に設定しています。
(2)DL30のチャネルに54U2のチャネルを割付ます。
54U2の測定している各要素のデータ形式は、1ワード長または2ワード長の実数で表現されています。
チャネルの登録について、1ワード長の場合はアナログ入力(AI)、2ワード長の場合はパルス入力(PI)を使用します。
以下の図は、「R 相電流現在値」(1ワード長)をアナログ入力(AI)のペン1に割付たときの設定です。
チャネルの詳細情報を入力します。
CH設定:Modbus/TCP
スレーブ番号:0
Modbus/TCPレジスタ種別:Holding Register(4X)(注意!)
Input Register(3X)を選択するとデータは取得できません。
Modbus/TCPレジスタアドレス:769
データタイプ:Int(符号有り整数)
(3)「受電電力量」(2ワード長)をパルス入力(PI)のペン1に割付たときの設定です。
チャネルの詳細情報を入力します。
CH設定:Modbus/TCP
スレーブ番号:0
Modbus/TCPレジスタ種別:Holding Register(4X)(注意!)
Input Register(3X)を選択するとデータは取得できません。
Modbus/TCPレジスタアドレス:1305
反転:チェックを入れる。
計測モード(Modbus/TCP・SLMP):積算
パルス範囲 下限:0
パルス範囲 上限:999999
(4)54U2の主な計測データとModbusレジスタアドレスの関係は以下の表のようになります。
データ |
Modbus
レジスタアドレス |
データ長 |
R 相電流現在値 |
769 |
1 |
S 相電流現在値 |
770 |
1 |
T 相電流現在値 |
771 |
1 |
R-S 線間電圧現在値 |
779 |
1 |
S-T 線間電圧現在値 |
780 |
1 |
T-R 線間電圧現在値 |
781 |
1 |
力率現在値 |
790 |
1 |
周波数現在値 |
791 |
1 |
電力現在値 |
795 |
1 |
|
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|
受電電力量 |
1305 |
2 |
送電電力量 |
1307 |
2 |
受電無効電力量(遅れ) |
1309 |
2 |
受電無効電力量(進み) |
1311 |
2 |
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