MsysNet Q18

MsysNetのスーパーテレメータで、回線断の警報をテレメータ本体から接点出力と、SFDNの画面で警報を出るようにしたい。
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テレメータの回線断は、SMDM(SMM)のRUN接点にて取り出すことができます。正常な時は接点がクローズ、回線断の時には接点がオープンになります。
尚、SFDNで回線断を表示させる時には、SMDM(SMM)の計器の中で下記の様な回線断を検出するシーケンスを親局のSMDM(SMM)で組み、機器間伝送端子に割り付ける必要があります。
下記の例は、親局側のG15に登録されたDo送信端子のDo1接点出力から、回線正常時にオンを出力する場合のシーケンスです。
ステップ01で異常検出用端子(下例ではGroup15端子01)と、専用回線端子(形式:98)の受信ステータス端子を常時オンにします。ステップ02で は、相手局から正常に信号が伝送されてくるたびに、受信ステータスがオフになります。すると、すぐにステップ01にブランチし、ふたたび受信ステータスをオンにします。通信が正常に行われていると、この動作を繰り返します。
テレメータが断線して、相手から信号が途絶えると、受信ステータスはオンになりっぱなしになります。このためステップ02から01へブランチすることができません。ステップ02にはステップ監視タイマを組み込んでおきます。下の例では、60秒に設定しておりますので、60秒間、ステップ02の 中で処理を繰り返すと、このシーケンサブロックのステップ監視タイマ完了接点(端子11)オンになりAND条件が成立して、異常検出の端子をオフにします。
子局側でも同様の回線断検出が必要な場合は、同じシーケンスを子局側で組みます。

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