MsysNet Q74

シングルループコントローラ SCシリーズとMsysNet機器にはRUN接点出力がありますが、機種によってRUN接点の出力条件が異なっています。
RUN接点出力する条件について教えてください。
<A>
SCシリーズやMsysNet機器は、機種や用途によってRUN接点出力する条件が異なっています。
正常時はRUN接点“閉”で異常時は“開”となります。
以下に代表的な形式のRUN接点が“開”となる条件の一覧表を示します。
MsysNet機器 異常検出一覧表 |
○:RUN接点“開”(OFF) |
内容 |
機種 |
SML |
SMDM |
SMDL |
SCシリーズ |
R3RTU |
電源OFF |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
CPU異常 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
EEPROMデータ・ベース破損(ER:90) |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
NestBus通信異常
(受信端子エラー ER:20) |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
外部機器接続異常(ER:21)*1 |
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○ |
○ |
専用回線異常 |
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○ |
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PLC〜SMDL間通信異常時、RS232Cケーブル断 |
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○ |
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PLC電源断 |
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○ |
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・SCシリーズ、R3RTUはシーケンスでRUN接点のOFF操作が可能。 |
*1 |
SC:制御とI/0、LCDのCPU間の通信異常 |
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R3RTU :本体とI/Oカードとの通信異常 |
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また、SCシリーズのデジタル表示画面でのエラー表示、RUN接点、RUNインジケータの関係は以下の通りです。
内容 |
エラー表示メッセージ |
RUN
接点 |
RUN
インジケータ |
備考 |
EEOROMデータベース破損 |
EEOROMデータベース破損 |
OFF(開) |
赤 |
※1 |
PV異常 |
PV異常 |
ON(閉) |
緑 |
※2 |
MVアンサーバック異常 |
MVアンサーバック異常 |
ON(閉) |
緑 |
※3 |
ブロック異常 |
ブロック異常 |
ON(閉) |
橙 |
※4 |
制御過負荷 |
制御過負荷 |
ON(閉) |
緑 |
※5 |
通信異常(制御−IO間) |
ブロック異常 |
OFF(開) |
橙 |
※6 |
通信異常(LCD−拡張間) |
− |
OFF(開) |
前回表示色 |
※7 |
制御状態 |
− |
ON(閉) |
RUN/STOP |
※8 |
RUN接点強制OFF |
− |
OFF(開 |
緑 |
※9 |
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※1:計器ブロックリストGroup00、Item21「GROUP NN」NNはグループ番号
※2:計器ブロックリストGroup00、Item22「PV ABNORMAL」
※3:計器ブロックリストGroup00、Item23「MV ABNORMAL」
※4:計器ブロックリストGroup00、Item2 「GROUP NN」NNはグループ番号
※5:計器ブロックリストGroup00、Item25「LOAD:OVER」
※6:計器ブロックリスト「フィールド端子」に受信タイムアウト(エラー番号22)
※7:「通信エラーが発生しました」とダイアログを表示
※8:計器ブロックリストGroup00、Item02
※9:計器ブロックリストGroup05、Item28を1に設定
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