SCADALINXpro FAQ7

SCADALINXpro Serverと、エムジーのリモートI/O、R1Mシリーズを接続する方法を教えてください。
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SCADALINXproの設定方法の詳細は、接続マニュアルを参照してください。R1Mシリーズとネットワーク変換器(形式:72EM2)に関する設定の詳細は、それぞれの製品に付属のマニュアルを参照してください。ここでは次の例を使って解説します。
1.接続例
2.R1Mの設定 R1Mのノード番号を設定します。R1Mの「アドレス設定用ロータリースイッチ」で設定します。3台のR1Mについて、それぞれ異なるノード番号を設定します。ここでは次のように設定した場合を考えます。 R1M-GH2 1 R1M-A1 2 R1M-D1 3
3.72EM2の設定 72EM2のIPアドレスを設定します。工場出荷時の設定は192.168.0.1です。なおポート番号は502固定です。
4.SCADALINXproサーバーの設定 (1)次の手順で、Application→Tag→Driverにユニットを追加します Driverを右クリック→ユニット追加→エムシステム技研→Ethernet→R3/R5/D3/72EMシリーズ (2)ユニットのプロパティを設定します ユニットのプロパティの通信設定ボタンをクリックして、開いたダイアログの設定をします。 ・タブ「パソコン側設定」 パソコン側のIPアドレスを設定します。 ・タブ「ユニット側設定」 ユニットIPアドレスに、72EM2のIPアドレスを設定します。 ユニットポート番号は502にします。 この設定が済んだら、ボタン「ピングテスト」をクリックして、PINGが通ることを確認します。 ・タブ「接続テスト」 上記の設定後、テスト実行ボタンをクリックします。次のようになることを確認します。 「>ポートオープン成功」 「>接続NG。」 (3)ユニットの下にフォルダを作成します フォルダを3つ作成します。それぞれのフォルダについて、プロパティのタブ「通信設定」を設定します。 通信設定タブの「ネットワーク設定」の欄に、2で設定したR1Mのノード番号を設定します。 1つめのフォルダは1、2つめのフォルダは2、3つめのフォルダは3にします。 フォルダ内のタグは、ここで設定したノード番号に対応するR1Mと通信します。 (4)タグを追加します タグを追加して、追加したタグのプロパティを設定します。 タグのプロパティ→アドレス設定タブで、デバイス、アドレス、タイプの項目を設定します。 これらの項目の詳細は、R1Mの仕様書か、Modobusプロトコル概説書のR1Mの項目を参照してください。ここではアドレス設定タブの設定例を、2つ紹介します。 【例1】アナログ入力%値を取り込む場合 タグのプロパティを次のようにします。 [電圧値の1つめのチャンネル用の設定] デバイス:02-IR 入力レジスタ(3x) アドレス:30001 タイプ:3-整数バイナリ サイズ:2-16bit(ワード) 【例2】チャンネル毎アナログ入力値(工業単位値)を取り込む場合 タグのプロパティを次のようにします。 [電圧値の1つめのチャンネル用の設定] デバイス:02-IR 入力レジスタ(3x) アドレス:30017 タイプ:5-単精度浮動小数型(IEEE) サイズ:3-32bit(ダブルワード) 【注 意】 タグのプロパティの「デバイス」欄は、整数用の設定(02-IR 入力レジスタ(3x))にします。 「デバイス」欄で浮動小数用に設定するのは、R3などを接続するときに30257以降のアドレスから浮動小数値を取り込む場合です。 R1Mシリーズはアドレス30017から取り込むので、「デバイス」欄は整数用の設定(02-IR 入力レジスタ(3x))にします。
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