2002年6号 | |
ホットライン日記 | |
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Q 複数台のスペックソフト形リニアライザ(形式:JFX1)に、同じ設定データを入力したいのですが、プログラミングユニット(形式:PU-2A)を使って1台ずつ入力するのでは、時間がかかり、入力ミスも心配です。パソコンを使って一斉にダウンロードする方法はありませんか。 A そのような目的のため、JXコンフィギュレータ接続キット(形式:JXCON)を用意しています。JXCONを使用すれば、パソコンに入力した設定用データを、RS-232-Cポートを通して一括ダウンロードできます。また、CSV形式のファイルデータも利用できますから、Excelなどの表計算ソフトで作成したデータを、そのまま入力データとして利用することもできます。バルブのCV値など、実測データに基づいて演算した結果を使い、装置にリニアライズ特性をもたせたい場合などに便利な方法です。入力したデータをファイルに保存できるため、機器の履歴管理にも役立ちます。なおJXCONは、スペックソフト形変換器のほか、PCスペック形変換器、ユニバーサル変換器にも適用できます。 |
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Q エム・システム技研製のポテンショメータ変換器の仕様として、入力信号:全抵抗値100Ω~10kΩ、最小スパン:全抵抗値の50%以上、基準電圧:DC0.5Vなどの記載があります。これらの仕様がどのようなことを意味しているのか詳しく説明してください。 A ポテンショメータの全抵抗値とは、図2(a)に示すように、ポテンショメータの一端(MIN位置)から他端(MAX位置)までの全抵抗値を指しています。エム・システム技研のポテンショメータ変換器では、図2(b)に示すように、ポテンショメータの両端に基準電圧として0.5Vの電圧を印加し、位置を検出する摺動子とMIN位置の間の電圧を検出して、それに比例した電圧または電流を出力します。ここに使われる基準電圧0.5Vは定電圧電源であり、全抵抗値が100Ωから10kΩに至る間のどのようなポテンショメータを使った場合にも、基準電圧(0.5V)の値は変わりません。したがって、常にポテンショメータの摺動子の位置に対応した出力信号が得られます。このように、使用するポテンショメータ抵抗値許容範囲が広いため、広い応用領域をもっています。また、最小スパンが全抵抗値の50%以上とは、たとえば全抵抗値100Ωのポテンショメータを使用した場合、50~100Ωの間で抵抗のスパン調整が可能であることを意味しています。また、それに伴って、ゼロ調整範囲も0~50%の間で変更可能です。通常、ポテンショメー タは、位置を検出するため検出したい装置の回転軸に、直接またはギヤなどで回転軸と連動するように取り付けられています。一般に、実際に検出したい位置をポテンショメータの全回転角度とはせず、一部回転角度範囲を0~100%として設定する場合がほとんどです。ポテンショメータ変換器では、このような用途に合わせて、ゼロ、スパン調整範囲を広く取っています。 |
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Q DC4~20mAの信号を、絶縁、分岐してコンピュータやPLCなど4台の機器に入力する必要があります。なお、コンピュータの入力はDC1~5V、PLCの入力はDC0~10Vというように、それぞれ別々の種類の信号にしなければなりません。このような目的に使用できる変換器はありませんか。 A 絶縁4出力直流入力変換器(形式:99VS4)があります。99VS4は、電源、入力および4つの出力すべてが絶縁されている6ポート絶縁ですから、各信号間の電位の違いによる誤動作や、信号同士の回り込みなどを回避できます。また、それぞれの出力については個別にゼロ・スパン調整ができ、各ループ毎に微調整ができます。入出力の信号の種類は、表1に示すように多数用意しています。接続する機器に合わせて、注文時にご指定ください。 |
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