2003年7月号 | |
ホットライン日記 | |
変換器のことなら何でもお電話ください。すべてのご要望にお応えできます。クレームについても対応します。 ホットラインフリーダイヤル 0120-18-6321 |
Q プロセス流体を熱交換器で加熱するにあたり、入口・出口の各温度と流量を測定し、温度差および流量を表示をするとともに、両者を乗算して得られるカロリー量の変化もパソコンの画面上にトレンド表示したいと考えています。また、各測定量の異常時には、異常メッセージ(たとえば「出口温度が上限値を超えました」など)を管理者の携帯電話に通報して管理したいのです。このような希望を実現するにはどうしたらよいですか。 A 図1のように、入口・出口の温度測定には測温抵抗体と、変換器として測温抵抗体リミッタラーム(形式:AER)を、また、流量測定には2線式差圧伝送器と、変換器としてディストリビュータリミッタラーム(形式:AEDY)をそれぞれ使用し、各変換器の出力はPCレコーダ(形式:R1MS-GH3)と3入力デジタル式演算変換器(形式:JFK)に入力(並列接続)する構成とするのがよいでしょう。JFKでは温度差を演算し、さらに温度差に流量を乗算してカロリー値を得て出力します。これらの演算結果(出力)はR1MSにも入力されます。異常通報については、各リミッタラームの警報出力を小形信号監視ロボットてれまる(形式:TLO)に接続し、異常音声通報を設定すれば、異常発生時に音声通報を行い、所望の動作が得られます。 【高久】 *リミッタラーム、てれまるはエム・システム技研の登録商標です。 |
|
|||
Q ロータリエンコーダ(BCD 4桁出力)を使用して、シートの巻き取り量を現場で表示しています。今回、現場表示とともに中央でも巻き取り量を監視することになりました。現場・中央間の距離は500mあり、信号は多重伝送することを考えています。このような目的に適した装置を紹介してください。 A 入出力信号がBCD信号タイプの小形多重伝送ユニット(形式:22LA1)注)を使用し、図2のように入力および出力を中継端子台のコネクターミナル(形式:CNT)に接続し、専用ケーブル(形式:MCN34)を使用して22LA1に入力します。その信号を500m先の22LA1に伝送することが可能です。伝送先の22LA1としてBCD信号を出力可能な機種注)を選定することによって、入力側と同様に専用ケーブルとコネクターミナルを介して表示器に表示させることが可能です。なお、避雷対策として、通信用にMsysNet用避雷器(形式:MDP-DM3)、電源AC100V 3A用に電源用避雷器(形式:MAX-100)のご使用をお勧めします。 【井上】 注)BCD入力・出力ユニット(入出力部コードA1、A2、C1、C2)を発売しています。詳しくはインターネットホームページhttp://www.m-system.co.jp/「データライブラリ」で最新の仕様書をご確認ください。 *MsysNetはエム・システム技研の登録商標です。 |
|
|||
Q PLCからの接点出力(ON/OFF信号)で、制御弁(DC4~20mAタイプ)を開閉したいと考え、制御弁の開度を接点信号のON/OFFに対応してあらかじめ決めておいたアナログ信号として出力させ、制御弁の制御をすることを検討しています。接点信号5点を使い、4mA(0%)、7.2mA(20%)、10.4mA(40%)、13.6mA(60%)、16.8mA(80%)、20mA(100%)の出力を得たいのですが、このような目的に適した製品はありませんか。 A 接点加算器(形式:30DA)があります。30DAは各入力接点ごとにアナログ信号の重みを設定することができ、最大10点まで入力できます。各入力接点をON/OFFすることにより、あらかじめ設定した出力信号が得られます(表1参照)。なお、30DAは、その名の示すように複数の入力接点をONにした場合に、各接点の重みを考慮して加算した出力信号を得ることができます。したがって、この機能を利用すれば、入力接点数を減らすことも可能です。 【山田】 |
|
|||
|