更されます。続いてスケーリングを変更します。0%入力値はともに0Hzで変更ありませんので、ITEM 14は変更する必要はありませんが、スケーリングの100%値を140Hzにせねばなりません。ITEM 1 5 DATA 0 .1 4 ENTERとキーインします。ここで注意しなければならないのは、入力周波数レンジを0~1kHzにしましたので、140Hzを設定するときには0.14kHz、すなわち0.14とキーインすることです。変更後は、ITEM 0 1 DATA 0 ENTERと押して、モニターモードに戻しておいてください。

ドロップアウトを設定する

 パルスアナログ変換器のように入力信号がパルスのとき、入力0%付近、すなわち非常に低い周波数入力のときにノイズが入ると、出力値が大きく変化します。このため、一般的にフルスケールの約5%以下を強制的に0%出力とします。これをドロップアウトといいます。ドロップアウトする部分の周波数をドロップアウト周波数とよんでいます。
 ここでは入力周波数のフルスケールに対して5%、すなわちドロップアウト周波数を7Hzとします(下図参照)。




 まず、CLEARキーを押し、GROUP 0 1 ITEM 0 1 DATA 1 ENTERとキーインし、プログラムモード(PRG.MODE)にします。続いて、ITEM 1 3 DATA 5 . 0 0 ENTERとキーインします。すなわち、入力のフルスケールに対する%値で入力します。すると、
と表示されて、ドロップアウト周波数が入力のフルスケールに対して5%(7Hz)に設定されました。変更後は、ITEM 0 1 DATA 0 ENTERと押して、モニターモードに戻しておいてください。
 ドロップアウト周波数は0.00%から100.00%まで設定することができますので、誤って100.00と入力すると、入力が100%にもかかわらず、出力がまったく出ないということが起こります。
 パルスアナログ変換器ではリニアライズ機能があります。誌面の都合で詳しくは説明できませんが、ITEM 10で出力リニアライズ機能を付加するかしないかの設定ができ、付加したいときにはITEM 60以降に最大16点の折れ点を設定できます。
 次回は、セルシン変換器を対象にしたPU-2の操作方法について紹介します。〔次号につづく〕

     

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