エムシスネット
（株）エム・システム技研 開発部 主任技師
はじめに
近年、多くの業界において生産現場をはじめとするさまざまな職場で生産性の向上や省人化、省配線、ダウンサイジングなどのニーズに伴い、多重伝送システムがより強く注目されています。エム･システム技研ではこれらのニーズにこたえるため従来から分散形多重伝送システム“MsysNet（エムシスネット）”を用意しています（図1参照）。
以下に、多重伝送システムMsysNetの中心である分散形多重伝送ユニット“DLA”、パソコンなどを使って入出力信号を直接監視･制御できるリモートI／Oインタフェースユニット“DLC”、遠距離間に存在する多重伝送システムをリンクさせるテレメータユニット“DLS”を紹介します。
また、最後に現在開発中の新製品“小形多重伝送ユニット22Lシリーズ”の仕様についても説明します。
1．MsysNetの概要
MsysNetは、分散設置されたユニット相互間を1対の伝送ケー
