けませんでしたね。
ITEM 0 1 DATA 1 ENTRとしてください。続いてITEM 1 5 DATA 1 8 0 ENTRとキーインしてください。
と表示され、アングルレンジが180度に設定されました。

リニアライズデータを設定する

 リニアライザを使用するかしないかの設定は、ITEM 1 0で行い、DATA 1を選択するとリニアライズなしに、DATA 2を選択するとリニアライズありになります。ITEM 1 0 DATA 2 ENTRとキーインしてください。下のように表示され、リニアライザが使用できる状態になりました。
 なお、ITEM 1 0の設定を変更すると先ほど設定したアングルレンジなどは、自動的に初期値(360度)に戻るので、ここで今回使用する90度に変更しておきます。ITEM 1 5 DATA 9 0 ENTRとキーインしてください。次にリニアライズデータを用意します。下表を参照ください。まず角度θを計算式または実測値から求め、その百分率をJSの入力X(%)とし、その時の出力をY(%)とします。
 JSはX、Y16組のデータを設定でき、その間の入力信号は直線と考えて出力するので、データの数は多いほど良いわけですが、今回は10%刻みに11組のデータを使用します。まず、ITEM 6 0とキーインしてみてください。
 上のように表示されます。続けてUPキーを何度も押していくと順にI61にY(01)、I62にX(02)とI91のY(16)まで表示されます。このようにデータの値をUP DOWNキーで選択し、DATA 数字 ENTRとキーインしてX(00)からY(11)まで表の値に設定すれば終了です。後はカールコードを変換器から取り外すだけで、JSは動作を開始します。

ゼ ロ 調 整

 ゼロ調整は、PU-2用モジュラージャック横にある10回転トリマで行います。JSを動作状態にして現在JSに入力されている変位とJSから出力されている値が一致するようにトリマを回転させます。このときトリマを回し続けても出力が変化しなくなったらトリマを逆回転させて下さい。必ず一致する箇所があるはずです。一致すればゼロ調整は終わりです。
次回は、デジタル演算変換器(形式:□JF)を対象にしたPU-2の操作方法について紹介します。
【堀田東勇・エム・システム技研開発部副部長】〔つづく〕

     

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