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今月の新製品 テレカプラ・ミニ(形式:22T) テレカプラ・ミニは専用回線ではなく、一般の公衆電話回線を利用して、計測信号(アナログ信号、パルス信号、接点信号)を遠方に伝送するためのユニットです。中央側としてモデム付のパソコンを利用するだけの簡単なシステムで構成でき、さらに常時信号を伝送するのではなく、異常が発生したときのみ、また設定した時間に定期的に信号を自動発信して伝送できるため、コストパフォーマンスに優れています。当然のことながら、中央側から電話回線を通して要求すれば、その時点の計測信号を伝送します。信号の伝送先は最大3箇所まで登録でき、それぞれについて副送信先を設定できます。 テレカプラ・ミニの特長 I.異常を知らせる警報信号がオンになるか、または計測信号があらかじめ設定された警報値を越えると、ユニット内部の自動ダイヤル機能が働いて、遠方にある監視室などに電話をかけ、そのときの計測信号を伝送します。 II.デジタル(ステータス)信号はもちろんのこと、アナログデータも伝送でき、遠方から状態監視が可能になります。 III.公衆電話回線を使い、簡単なシステム構成で経済的な信号伝送ができます。このため、応用分野は無限です。 主な仕様 構造:小形プラグイン構造 入出力:アナログ入力(DC1~5V:1~4点)、デジタル入力(無電圧接点またはオープンコレクタ:4点)、デジタル出力(オープンコレクタ:0~2点) なお、デジタル入力にはパルス入力、ステータス入力、トリガー入力を割付け可能。 適用回線:電話回線(2線式)、およびPBXの内線(ただし、ゼロ発信形) モデム制御部:自動受信/自動発信(NCU:AA形) 通信方式:非同期式全二重通信方式 通信規格:CCITT V.22準拠 伝送速度:1200bps アイソレーション:入力・出力-電源間 供給電源:AC85~132V 50/60Hz 3VA以下 寸法:W72mm×H87mm×D139mm 重量:約500g 主な機能 各種警報機能:アナログ警報、ステータス警報、パルス積算警報、トリガー警報、停電警報 ステータス出力機能、マルチ発信機能、リトライと自動回線切替え機能 主な用途 液体商品の流通在庫の集中管理、ガソリンスタンドの在庫の集中管理、上下水道設備の遠隔管理、ボイラーの集中管理、ビニールハウスの集中管理など無限です。 省スペース形2線式変換器B・UNITシリーズ 2線式 ロードセル変換器(形式:BLC) 2線式ロードセル変換器は、ロードセルを検出端とする荷重測定用変換器です。ロードセルへの印加電圧は巧みなパルス技術を用いて、小さいエネルギーで定格通りに与えられますので、汎用ロードセルに接続するだけでご使用いただけます。2線式なので、変換器用電源が用意されていない現場に設置できます。 主な仕様 構造:薄形プラグイン構造 入力信号:ロードセル検出電圧 ロードセル印加電圧:5V 出力信号:DC4~20mA 供給電圧:DC13~28V 寸法:W26mm×H93mm×D137mm 重量:約150g 基準精度:±0.2%(FS) 応答時間:0.5s以下 |
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