設定でき、この状態が変化した場合に異常と判断し、警報を発信します。
 パルス積算警報:パルス積算値に対して警報レベルを設定できます。
 特別警報:接点入力はトリガー入力として割りつけることができます。トリガー入力に割りつけられると入力状態は1msごとの短い周期で監視され、状態が変化したときに特別警報が発生したと判断します。

 (3)通信機能

 警報通知機能:テレカプラ・ミニが警報状態を検出した場合、直ちに遠隔地のコンピュータに電話回線を利用して警報状態の発生を通報します。
 定時伝送機能:1日に4回まで、指定した時刻に入力状態をコンピュータに伝送できます。
 停電警報:テレカプラ・ミニの供給電源に停電が発生した場合には、停電が発生した時刻とそのときの入力データを復電時コンピュータへ伝送します。
 データ収集機能:コンピュータからは、電話回線を経由していつでもテレカプラ・ミニに対して、収集したデータの伝送を要求(ポーリング)できます。
 マルチ発信機能:データ送信先を3ヵ所まで設定できます。

 4.テレカプラ・ミニの特長

 I.小形でコストパフォーマンスに優れ、リモート入出力ができる警報伝送装置です。壁取付け、DINレール取付けができ、設置スペースを取りません。
 II.NTT回線への接続については、認定機関による承認を受けています(認定番号:S91-4070-0)。
 III.自動的に電話を掛けたり、電話を取ったりするNCU(ネットワーク コントロールユニット)機能付モデムを内蔵しているので、テレカプラ・ミニの外部にモデムを用意する必要はありません。
 IV.停電時にメモリーのバッテリーバックアップができます。記憶の保持期間は8ヵ月です。
 なお、停電時にコンピュータに対して停電発生を通知したいときには、電源をUPS(無停電電源装置)でバックアップし、停電発生時にUPSから出力される接点信号をテレカプラ・ミニに取り込み、この信号を使って通知できます。

 5.テレカプラ・ミニの構成

 テレカプラ・ミニは、従来の変換器の機能にA/D変換機能、警報機能、通信機能をもたせた複合製品です。通信路としては、日常生活でなじみの深い公衆電話回線を使用します。ハードウエアの構成を図4に示します。
 ソフトウエア用メモリーの容量は30キロバイトあり、EEPROMやRAM、ROMの自己診断とプロセス入出力処理、警報処理、電話回線とのインタフェース、伝送処理などの機能をストアしています。

 6.通信機能の動作原理

 (1)回線への接続、切断

 人が電話を掛ける場合には、受話器を持ち上げ、電話番号を回して電話を掛けます。相手に回線が接続されてから、通信が始められます。つながらない場合は、時間

     
















































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