話しかけられたときのみ、動作して返事を返します。
 テレカプラ・ミニが警報状態を検知した場合には、緊急にコンピュータ側に状況を伝えることが必要です。この場合には、テレカプラ・ミニはコンピュータからの指令コマンドを待つことなく、コンピュータにしゃべりかけ、図5に示す127バイトのデータフレームを送ります。この部分のデータリンクの仕組みはテレカプラ・ミニ独自のものです。
 電話回線の状態が悪くて伝送エラーが発生したときを考慮し、エラーをサムチェックで検出しています。エラーに対しては再送によって回復を図り、再送回数は最大5回としています。

 (4)アプリケーション層

 この層は、通信による動作指示内容の取り決めを規定します。
 テレカプラ・ミニの場合は、コンピュータからのコマンド指令により動作指示が行われます。コマンドは、テレカプラ・ミニの機能設定に関するもの、動作指令(データ収集の起動、停止)、データ収集(ポーリング動作)に関するものに分類して、設計しています。コマンドの形式は次の通りです。
 G、コマンド番号、パラメータ
 ここでは、コマンドを見やすくするために“、”を付けていますが、実際のコマンドには付いていません。
 コマンドの先頭はGで、その後コマンドの種類を2桁の番号で示し、さらにその後必要に応じて追加データをパラメータとして示します。テレカプラ・ミニはコマンドに対してレスポンスを返します。表2にコマンドの一覧表を示します。たとえば、データ収集用のコマンドはG51です。

 























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