プログラミングユニットを使おう(2)

 前号ではプログラミングユニット(以下、PU-2とします)の各部の名称と機能の概要を説明しました。今回から実際の取扱い方を紹介します。まず、今月はソフトアイソレータ(JV-U3A-R)を対象に、PU-2の基本操作をご紹介しましょう。この変換器は入力レンジをソフト設定できるアイソレータです。ここで使用する変換器は入力レンジがDC0~10V、出力レンジがDC4~20mAに設定されているものと仮定します。

まず最初に変換器の電源を入れる

 PU-2を変換器に接続する前に、必ず変換器の電源をONにしてください。また、PU-2を接続したまま、変換器の電源をOFFにすることも厳禁です。変換器に設定されているデータが消える恐れがあります。これは必ず守ってください。

変換器の設定内容を見る

 変換器の電源を入れた後、PU-2と変換器とを専用コードで接続します。PU-2の電源は変換器側から供給されます。
 接続すると、PU-2の表示器に初期画面が表示されます。


 ここでGROUP 0 1とキーインすると、


と表示され、変換器の諸設定条件の確認と修正ができるようになります(GROUPキーにはG 00も定義されていますが、スペックソフト形変換器ではほとんど使用することがありません)。
次にITEM 0 1とキーインすると、


のように表示され、メンテナンススイッチ(MTSW)が、現在モニターモード(MON.MODE)の状態になっていることを示しています。この状態では、すでに変換器に設定されている諸条件を表示・確認することができますが、新しく設定したり、設定値を修正したりすることはできません。
 モニターモード状態でUPキーを繰り返しキーインするとITEM番号が02、03、04と順次変化し、それぞれのITEMについての既設定データが表示器の下段に表示されます。






 データ表示が空欄で、上段のメッセージ欄に(NU)と表示されたときは、そのITEMが設定不要であることを示します。また、(NG)と表示されたときには、設定不可であることを示します。
 このように、ITEM番号の変更はUP DOWNキーで行えますが、ITEMキーを押した後、希望する番号をキーインすることでも変更できます。たとえば、ITEM 1 5とキーインすると、

     

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