(以下MVと記します)はDC4~20mAの電流信号として出力されます。また、次に列挙するように運転モードに対応して各種の制御が選択できます。なお、運転モードの切換えはバンプレスに行えるため、切り換わり時にMVが急激に変化して制御対象に悪影響を与えることはありません。

 運転モードと制御形態

 I.CAS設定(カスケード)
  CAS入力端子のDC1~5V信号を設定値(以下SVと記す)としてPID制御を実行する。
 II.通信設定(自動)
  SVを上位通信システムから設定してPID制御を実行する。
 III.通信MV出力(手動)
  25PIDはPID演算を実行せず、上位通信システムから指定されたMVを出力する。
 IV.MVホールド(手動)
  このモードになる直前のMV値を変化させずに保持する。
 PID制御を実行するためのPIDパラメータ等の定数の設定はプログラミングユニット(形式:PU-2)を使って行います。

 (2)上位通信インタフェース

 上位システムとPIDコントローラ間の通信は、上位側が常に主導権を持って行います。上位側から対象とするネストの局番、対象とするPIDコントローラが占有するチャンネル番号(1~16)を指定することによってデータ項目の入出力が行えます。上位システムとしプログラマブルコントローラとパソコンがあります。プログラマブルコントローラの場合は、アナログデータを扱うバイトやワード単位での転送命令によって通信します。
 パソコンの場合には、RS-485インタフェースにより、ASCII文字列で定義したアナログデータの転送用命令で簡単に通信できるようにしています。
 上位側に入力できる項目としては、 (I)PV値と(II)MVアンサーバック(25PIDユニットの端子から出力しているMV値)があります。いずれもデータ値の0~100%を0~4000(10進数)に対

     

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