は、電力関係の信号を配電盤に設置された可動コイルの指示計に表示させるための電気信号にする変換器であることがわかりました。それから思い知らされたことですが、計装用の変換器と電力用変換器は英語でも中国語でも明らかに違う名前がついていたのです。計装用変換器は英語でTRANSMITTERであり、中国語では変換器なのですが、電力用変換器は英語ではTRANSDUCERであり、中国語では轉換器と書きます。笑えない笑い話ですが、海外の展示会に出すようになって、現地で説明板の間違いを見学者に指摘されて「そんな馬鹿な!」と思い、だんだんそれが本当だということがわかりました。
 当然エム・システムの電力用変換器は、出力信号を現場の指示計に表示すると同時に、コンピューターにも読み込ませるのが当然として設計されていましたので、出力リップルはほとんどありません。そこが従来品とは異なっていたのだと思います。
 ますます計装や電力管理が、集中化、コンピューター化されるに従って、これら電力トランスデューサも形を変えてゆく必要があります。今ではカード形にまとめた電力用トランスデューサで、その出力信号をDCS用コンピューターの入力コネクタに、直接セットできる高密度化した便利な製品もご用意しました。
またカード形変換器の一部に、通信ボードを組み込んでRS-232Cとか、RS-422、RS-485の他、各社プログラマブルコントローラ(PC)の通信ネットワークに直結できるデーターネットワーク化した電力用トランスデューサ シリーズ等を順次発売しています。また、通信機能のワンチップ化に伴い、各種変換器はもちろん、各種電力トランスデューサの中にネットワーク機能を実装して、パソコンを中心にして縦横に計装システムと電力管理システムとを結びつけ、統合システムとして容易に構築できるようにする作業が、エム・システム技研ではすでに最終段階に入っております。

     


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