DCS用リレーカード
38・RACKシリーズ


(株)エム・システム技研 開発部 副部長

 1.DCSを使用する場合に不可欠なリレーカード

 近年、DCS(分散制御システム)と言われるマイクロプロセッサを使用した制御システムが普及しています。DCSを使用する場合、接点信号を出力するときは、多点(32点または16点)を1枚のI/Oカードで出力するため、その信号を直接現場へ出力することはできません。そこで、必要となるのがリレーカードです。リレーカードの役割は、DCSのI/Oカードから出力された信号を増幅して大きな電流が流れるようにすることです。また、DCSのI/Oカードは、出力回路にトランジスタを用いているため、交流信号は扱えません。リレーカードを使用することによって、初めて交流信号を扱うことができます。
 このほか、電磁弁をオン/オフしたり、モータの起動停止を行うためリレーカードが使用されます。
 このDCS用リレーカードは、DCS本体に隠れているため従来あまり重要視されていませんでしたが、近年その重要度が認識されてきました。当社では、早くからリレーカードの重要度を認識し、標準化をすすめてきました。リレーカードを変換器と同じように扱うため、変換器とリレーカードのユニットを同一形状にしました。

     



 



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