1.警報設定器の種類

 警報設定器は見方によれば変換器の一種であり、入力回路は変換器と同じです。内部の処理回路が設定値と入力を比較するコンパレータになっていて、その信号によって出力回路のリレーを動作します。
 警報設定器は、ある指定した設定値で警報信号を出力する機器です。したがって、重要な要件は、入力値および設定値にドリフトがなく安定であることです。
 入力信号または入力素子としては、直流、交流、熱電対、測温抵抗体、ポテンショメータ、ミリボルト、パルス、タコゼネレータ出力信号などがあり、空気圧信号、偏差信号(2入力)、ディストリビュータ、開平演算器出力信号といった特殊なものもあります。
 出力としては、1点警報、2点警報、4点警報などがあります。他方、接点の種類については、端子数の制限からa接点、b接点、c接点とシリーズ・機種によってさまざまです。また、出力素子としてはリレーだけでなくトランジスタ(オープンコレクタ)、SSR(ソリッドステートリレー)などを用意した機種を揃えています。
 このほかに、変換器と警報設定器を一体化した、絶縁付アナログ出力をもつ12・RACKシリーズ、通信機能(RS-232-C)やBCD出力(*1)をもつ44シリーズ(デジタルパネルメータ)などもあります。



     





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