ドイツ デュッセルドルフ
インターカマ'92 視察を終えて
（株）エム・システム技研 開発部 副部長
10月5日から12日まで当社で主催いたしましたインターカマ'92視察ツアー（IPCの方々、エンドユーザーの方々および代理店の方々で、54名の方々に参加していただきました）が無事終了しました。今回、この視察団に同行いたしましたので、報告と感想を簡単に紹介いたします。
また、2日目に行われたウエルカムパーティーも盛大に行われました。参加者の方で運良く誕生日にあたり、誕生パーティーを兼ねることになりました。
インターカマ（ドイツのデュッセルドルフで10月5日から10月10日までの期間開催された国際計測自動化技術の専門見本市）は、ドイツのデュッセルドルフで3年に一度開催されるヨーロッパ最大の工業計器の展示会です。日本の計測展とくらべ規模の大きいこと、会場への足の便が良いことは特筆に値します。
デュッセルドルフという都市は、旧西ドイツの首都ボン（現在の統一ドイツの首都はベルリンですが、実質的な首都機能は現在もボンに残っています）よりライン川沿いに約50kmほど北に位置しています。途中には大聖堂があり、日本の京都や奈良のように連合軍の爆撃を免れたケルンもあります。また、刃物で有名なゾーリンゲンもデュッセルドルフの近郊に位置しています。会場へは空港からわずか3km、バスで10分もかからない近さです。市内中心部からは約4km、Sバーンという路面電車またはUバーンという地下鉄が頻繁に走っています（運賃は2.6ドイツマルク、日本円で約250円）。東京でいえば、羽田と浜松町より短い距離の間に、国際空港と展示場および銀座通りが並んでいる感じです。
インターカマは国際的な展示会ですが、やはりドイツの出展が圧倒的に多いようです。ドイツがヨーロッパ工業市場の4割近くを占めるので、これは当然かもしれません。デュッセルドルフはルール工業地帯の中心にあり、欧州に進出する日本企業の最大の拠点です。人口60万に対し、日本人は約6,000人が住んでいます。そのためか日本からも三菱、オムロン、松下、シャープ、横河および富士など、おな
