じみのメーカーが参加しています。
 入場料は1回入場ごとに37ドイツマルク(約3,500円)と、日本の計測展と比較するとかなり高く感じました。会場内にはレストランも用意されていますが、昼食時には混雑して座る場所がないほどです。価格も日本の展示会場のレストランと同じように会場価格となっているようです。ビールは水代わりなのか、一番価格の安い物でした。会場の看板はほとんどがドイツ語で書かれています。ブースでは英語で質問すれば英語でこたえてもらえます。数年前ではほとんど英語が通じないこともあったそうです。カタログ類はドイツ語のものが置いてあるのですが、英語のものを頼めば持ってきてもらえます。その場になければ、名刺を渡せば送ってもらえます。そこでドイツから重いカタログ類を持って帰らなくて良くなり、あちこちのブースで送ってもらう(2ヶ月から3ヶ月かかる)ようにしました。
 会場は1号館から12号館まであり、面積は7万平方メートルの広さです。この広さは、計測展の5倍から6倍くらいはあるものと思えます。とくに計装制御に関係が深い展示館は7号館から11号館でした。会場が広いため、循環バスが会場内を運行されていました。この展示場に約1,500社のメーカーから各社の製品を販売している商社までが参加していました。
 エム・システム技研は9号館に出展し、変換器を専門に展示しました。当社のように変換器専門で多数の製品を展示しているところは他にはなく、際だった存在であったと思います。来場者の80%はドイツ人で最も多く、電/空変換器でボールを空中に浮かべる展示には興味をもって見学していました。
 また、電力変換器は当社および他社でも多く展示されており、ヨーロッパ市場では将来性のある製品であるように思えました。そのほか、小形の多重伝送装置も興味を引いたようで、将来性が感じられました。
 今回の展示で、最大のスペースを確保していたのは、地元の意地をかけてか地元のボスであるのか、Siemensでした。そのほか、Rosemount、Honeywell、ABBなどのブースも多くのスペースを使用していました。各出品者も人目を引くため苦労をしているようで、1/10のピサの斜塔(高さは6mくらいある)を展示したり、ラリー用の車を展示したりしていました。しかし、計測展やISAの展示会よりはずっと控えめの感じです。ヨーロッパの展示会は商談の場としての性格が強く、商談中飲物のサービス(大きなブースでは軽食も)ができるよう、ブースに用意しておくのが普通です。しかも、飲物としてビールも用意してあるのは日本では考えにくいことです。あちらではビールは水代わりのようです。
 今回のインターカマ'92の各展示の簡単な感想を紹介します。

 変 換 器

 アイソレータ、カップル変換器および測温抵抗体変換器などの通常計装に多く用いられる変換器の展示は少なく、多く展示されている変換器では電力変換器が目につきました。電/空変換器はほとんど展示されていないため、当社の展示を見る人が多かったように思えます。変換器については、当社が最大の規模で展示しており、他のメーカー(本質安全防爆用バリアを製造しているメーカーが多い)の展示では小量が展示されているのみでした。

 フィールドバス

 今回のインターカマでは、PROFI-BUSがドイツ

     
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