宮道 繁
みやみち しげる
（株）エム・システム技研 取締役社長
みやみち しげる
（株）エム・システム技研 取締役社長
あけましておめでとうごさいます。
昨年5月に本誌の創刊号を発行してから初めてのお正月を迎えました。
エム・システム技研の技術陣が豊富な計装経験と創意工夫で作りだした多くの新機能製品を、計装技術者の皆様に本音のところでご理解いただきたい一心で筆をとって参りました。そのうえ読者の方々に続きを楽しみにしていただけるよう、テーマを工夫したり、マンガのページを設けたりして、初心者の方々からプロの技術者までご愛読いただけるよう努めております。
今年は読者の方々との対話が誌上を賑わすようにして、楽しい内容づくりを考えています。ぜひ皆様方のご質問やご意見を含めたご投稿をお待ちしています。
今年はパソコンから目が離せません。日本IBM社やコンパックコンピュータ社が、低価格機の日本市場への投入を開始しました。パソコンが計装用のマンマシンインタフェースの地位を築きそうな気がします。
ISAのSP50委員会では、フィールドバスの国際規格をまとめあげることに成功するでしょう。通信規格がまとまると、専業メーカーが力をつける条件が整うことになりますが、各社の新時代への対応力が試されることにもなります。
巨大なパソコン用DCSパッケージソフトが発売されるかもしれません。
いずれにせよ、今までに経験しなかった世界が開かれつつあることは間違いありません。
半導体技術の著しい進歩は止まるところを知りません。機器のコストパフォーマンスは年々上昇を続け、過去の製品がみるみる光を失ってゆく姿を見るとき、近未来を予測する力が栄枯盛衰の鍵を握ることになるのは間違いないように思います。このエムエスツデーが少しでも未来をのぞくための何がしかの情報を提供できるとすれば、これに勝る喜びはありません。
私はもちろんのこと、エムエスツデー編集局員一同は頭を絞り、情報収集に努め、皆様方に本誌が届くのを心待ちにしていただけるまでに、内容の充実をはかってゆきたいと存じます。
何卒よろしくご声援の程をお願い申し上げます。
宮道 繁
