(やはり関係のある計装メーカーをパンフレットにマーク)見学しました。見学しての私なりの感想は、つぎのものです。
 I.エレクトロニクス技術ではヨーロッパも日本と同じレベルの様に感じたこと。いや、むしろ利用側から言えば日本の方がユーザーにとって使いやすく製品化されているように、独断と偏見をもって感じました。
 II.しかし、ドイツ製品にもっている頑丈な昔ながらのメカには驚きました(全てではありませんが)。どうも昔の伝統を守りメカに優秀な技術がミックスされた製品に見えました。
 III.日本のメーカーも出展されています。エム・システム技研をはじめ(株)チノー、横河電機、共和電業の他なども出展されていて私にとっては、海外も展示会で親しみを感じられました。国別対抗のように感じられ、日本メーカー頑張れといった気持ちを抱きながら見学した次第です。しかしながら、開催地がドイツであるためか、ドイツやヨーロッパのメーカーが多く、日本のメーカーもドンドン出展されるようになれば良いと感じた次第です。
 IV.カタログ集めも一苦労でした。ドイツのハルトマン&ブラウン社のブースに、我社のユーザーからタイミング良く資料集めを頼まれ、名刺をうっかり提示したところ、意味のわからないドイツ語でこたえてきましたので困りました。どのようにすればカタログ程度が集められるか考え、差しだした名刺にローマ字で氏名をあわてて記入し展示現品を指さして「カタログ!オールカタログ!」と片言の英語で身振りと併せて入手できました(ドイツ語で何か言っていましたが分かるはずがありません)。見るとカタログは英語でなくドイツ語のものでした。「Englishカタログ」と言っても用意されておらず、無視されたようです。帰国後ユーザーへ持参したところ喜ばれましたが、ドイツ語のカタログで翻訳を要し、うれしさも半減しました。
 今度のヨーロッパ旅行で一番感銘を受けたことを一言で表わすと、街並はすなわち住宅建築の見事さに加え、歴史と伝統の重みを守り続けていることです。現実に使用しているにも拘らず、堅固で美しい環境を保っていることです。忘れていましたが、日本にも良い点があります。さすが経済大国日本、便利さではヨーロッパの比ではありません。小さな体験を揚げると次のようなものです。
 I.ヨーロッパには自動販売機がなく不便。
 II.公衆電話もコイン専用とカード専用に分かれ、併用型がない。
 III.市内見学の際、腕時計を忘れたが、街に時計が特定場所しかなく、とても不便。


インターカマ'92視察ツアー団長からの一言

株式会社エム・システム技研 東京営業部
副部長 斉藤 隆夫

 インターカマ'92視察団に参加された方々、このたびは、視察ツアーに参加いただき大変ありがとうございました。また、長旅でご苦労さまでした。今回は2回目の視察ツアーとなり、人員も第1回の25名をしのぎ、総勢54名の大ツアーとなりました。お供させていただいた私たちもヨーロッパは初めての者ばかりで、皆様のお世話をできるかどうか団長として不安な旅立ちでした。一生懸命したつもりですが、不自由な面も多々あったことと思います。この場をかりてお詫びいたします。
 IPCのメンバーの方、お客様および販売店の方などいろいろの立場の方が8日間行動を共にしたことによって、話し合いもでき良い懇親の場をご提供できたのではないかと思っています。また、今回の視察旅行を通じて、それぞれの方に新しいビジネスチャンスが生まれれば、主催者側としてこの上ない喜びです。毎年のISA視察および3年ごとのインターカマ視察はこれからも続けられます。
 次回の視察団には、『MS TODAY』ご愛読者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

     
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