会場の雰囲気 ブースの規模はRosemountが一番大きく、Asea Brown Boveri(ABB)、Honeywell、Allen-Bradley、Siemens、Johnson Yokogawaの順で、各社とも工夫を凝らして展示を行っていました。たとえば、ある会社はマジシャン(手品師)が定期的にトランプ、ボール、お金(1ドル札)を使ってお客さんを集めていました。お客さんが引いたカードを当てたり、お札を破ってそのお札を封をした封筒から取り出したりと、テレビでも見るようなことが主体でした。一方、製品の説明は全くなく、アメリカ特有のユーモアだけで、ショーの最後には会社の名前だけアピールし、手品の材料(トランプ3枚)を景品に配っていました。集客効果は最高だと感じました。 パソコンは、日本ではPC-9800のデスクトップが主流ですが、ISA会場ではIBM互換機(ノートタイプ)で、日本のノートパソコンより小形な製品が使われていました。また、雑誌やショップでの価格を見るとまたもや、ビックリ、安い!!の一声しかありませんでした。 日本では、ボールペンとかドライバなどの事務用品や工具を粗品としている会社が多いですが、ISAではチョコレートやキャンディーなどの食べ物(お菓子)も配っていました。ただし、日本人にはあまり好まれないハッカの味がして、たくさん食べれないものです。 会場の前では、駐車場へ入る車を交通整理または駐車違反する車を監視するための騎馬に乗った警官がいました。写真を一緒に撮ったり、古くなった警官の腕章(ワッペン)をくれたりと愛嬌のいい警官がいて、お国の風習の違いを感じます。まず、日本ではありえないことです。 旅行期間中は、アメリカ大統領選の真最中でもありました。それなのに、テレビのニュースではブッシュ候補かクリントン候補どちらが優位かを報じているだけで、大票田のテキサスの町を歩いていても日本のように街頭宣伝車が廻っている風景は見受けられません。激戦の中にいるとは、全く感じられませんでした。 来年のISAショーは、9月20日~23日、アメリカ東部イリノイ州、五大湖の湖畔のシカゴで開催されます。来年もエム・システム技研では、第8回'93 ISA視察ツアーの企画を予定し、皆様のご参加をお待ちしています。詳細は、本誌にてご紹介いたしますので、ご期待ください。 ISAショー'92参加者の声 東京スナオ電気株式会社 池島 久子 ヒューストンの展示会場は想像以上に大きく、広い。エム・システム技研のブースは会場中央位の所に位置しており、グリーンのマークが目に飛び込んできたときはとても心強く頼もしく感じました。 展示会はとても興味深かったのですが、言葉が通じない、商品がわからない、あまりの広さにビックリし、戸惑うばかりの中、不安になるとエム・システム技研ブースに戻り一呼吸をし、また場内見学の繰り返し、慣れるにしたがい、横河、Honeywell、IBM、オムロン、・・・など聞いたことがある社名を見かけるとホーッとし、楽しく見学することができました。また、ディスプレイの方法、配列、説明する人の態度など勉強になることが多くありました。 ISAショー'92参加者の声 英和株式会社 宮谷 敏 会場は大きく中も広い。大小さまざまなブースが立ち並んでいました。 見たことも聞いたこともない計装メーカーがたくさん出展しており、おそらく1日や2日ではじっくりと見て歩くのは大変だと思いました。また、エム・システム技研をはじめとする日本のメーカーも出展しており、見慣れているセンサーなどを目にすると気がホットする場面もありました。すべて英語で話してくるので、意味がほとんどわからなかったのが、残念です。全体的には見るという程度で終わってしまいましたが、いろいろなものを見学できたので、かなりのインパクトはあったと思います。 |