プログラミングユニットを使おう(6)

 今回は“3入力デジタル式演算変換器”(□JFK)を対象としてプログラミングユニット(PU-2)の使い方を紹介します。JFKは差圧式ガス流量計の温度・圧力補正、または加減・乗除算などの演算を行う3入力、1出力のデジタル式演算変換器です。今回は下図のように差圧式ガス(スチーム)流量計の温度・圧力補正(質量流量演算)を行う場合を例に、プログラミングユニットの操作方法を紹介します。

準  備

 まずPU-2を変換器に接続してください。毎回書いていますが、PU-2を変換器に接続する前に、必ず変換器の電源をONにして下さい。また、変換器の電源を切るときは、必ず先にPU-2を変換器からはずしてください。
 最初に、設定値などデータを変更するときはメンテナンススイッチをプログラムモードに変更しなければいけませんでしたね。GROUP 0 1 ITEM 0 1 DATA 1 ENTRとキーインしてください。下のように表示され準備完了です。

演算式を選択する

 まず、演算式を選択します。JFKは温圧補正や加減・乗除算など10種類の演算式を選択することができます。今回はITEM表(30ページ参照)にあるように、ITEM 10で“差圧式流量計の温度・圧力補正”を選択します。ITEM 1 0 DATA 1 ENTRとキーインしてください。
と表示され、温度・圧力補正演算式が選択されたことがわかります。

係数を設定する

 次に各種の係数を設定します。温度・圧力補正演算式は下記のとおりです。


X0:補正済み流量、X1:未補正流量、X2:圧力、X3:温度
 係数K1、K2、K3、とA2、A3は次のように求めます。

 I.スケール換算係数:K1

 流量入力と出力レンジの比により係数を求めます。入力と出力レンジが同じときはK1=1とします。ITEM 2 2 DATA 1 ENTRとキーインしてく

     


<前ページへ次ページへ>

*. 本ウェブサイト上に掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。記載内容はお断りなしに変更することがありますのでご了承ください。

*. 本ウェブサイト上の表示価格には消費税は含まれておりません。ご注文の際には消費税を別途頂戴いたします。

MG 株式会社エムジー

Copyright © 1992 MG Co., Ltd. All rights reserved.