200 bps 小形テレメ・テレコン新発売
拡張自在なユニット式遠方監視制御ユニット DHシリーズ


(株)エム・システム技研 開発部 主管技師

 はじめに

 遠隔地にある電力設備や水道設備を遠方監視制御するシステムテレメ・テレコン(テレメータ・テレコントロールシステム)、すなわちNTT回線や私設線を利用したデータ通信システムは現在の情報通信の先駆けとして古くから数多く使われています。
 多くの場合、人里離れた遠隔地に設置されているこれらの設備に常に担当者が張り付いている必要がなくなり、異常が発生したときにだけ出向けば済むわけです。これを可能にする遠方監視制御システムは極めて有効なシステムと言えるでしょう。
 しかし、これらの設備には非常に重要なものが多く、小さな異常や故障でも非常に大きな被害を引き起こす場合があるため、細心の注意が払われ、通信規格なども決められています。ここ数年で急速に普及したパソコン通信、ファクシミリ、移動電話などが情報伝送速度を高めることに終始しているのに対して、遠方監視制御用データ通信ではそれほどの高伝送速度は求められず、むしろ安定した正確な信号伝送が重要です。
 エム・システム技研では、最新の情報伝送技術を用いることによって、より安定した遠方監視制御システムを可能にするテレメ・テレコン“DHシリーズ”を用意しています。
 以下に、これらの遠方監視制御に重要な役割を果たすNTT回線について説明するとともに、テレメ・テレコン“DHシリーズ”を構成するテレメ・テレコン“DHM”、増設ユニット“DHS”、切換ユニット“DHN”を紹介します。

 1.NTT回線について

 公衆電話回線では、必要なときにだけ相手側に回線がつながる

     


 

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