バルブは、軸の回転角度に対してS字カーブ状に開口面積が変化します。
次に、ガスバーナーの配管系を図5に模式的に示します。
 ガス供給圧力は一定で供給されますが、バーナーや配管などで生ずる圧力損失はガス流量の2乗に比例して増大します。このため、コントロールバルブに要求される制御圧損はこれらの差となり、点線で示したカーブとなります。
 つまりガス流量が少ないときは、コントロールバルブは大きな圧損を生ずる必要があり、流量が多くなるにしたがって圧損は著しく小さくする必要があります。
 このため四角穴閉子のように、開口面積がリニアに変化するバルブでは、バルブの圧損が一定であれば、流量はバルブ開度に対してリニアに変化します。しかしガスバーナー制御の場合は、制御圧損が一定でないため、四角穴の場合はリニアとならず、三角穴閉子の方がほぼリニアに流量制御ができることになります。

 3.ほぼリニアな流量特性

 実際にデルコンをガスバーナーに使用した場合の流量特性図の見方について説明します。図6はデルコンの流量特性を実測したデータです。実線は、デルコンで生ずる制御圧損を一定として測定した流量と開度との関係を示しています。
 ガスバーナーをデルコンで制御する場合は前述のとおり、ガス流

     





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