量が小さい(開度が小さい)場合は、圧損が大きく、流量が大きくなると圧損を小さくする必要があるので、図中の点線のように制御線は移動します。この点線で示される制御線が流量-開度の関係においてリニアに近いデルコンは、流量制御特性が良いといえます。
なお、ガス用デルコン15A、25A、50Aはアングル弁型式、空気用デルコン80A、100Aはスルース弁型式(フランジウエハー型)としていますが、いずれも三角穴閉子方式としています。

 4.デルコンの仕様

 表1にデルコンの主な仕様を示します。
 ガス用デルコンのアクチュエータとバルブ回転軸とは一体形カラーにて直結していますので、芯の狂いがなく、ガタの生じないようになっています。
空気用デルコンではアクチュエータによりバルブ弁板のスライド用ネジ軸を回転させて弁の開閉を行っています。
 この弁板にはカーボン強化テフロン(CF-PTFE)を使用しているので、弁座金属部との摺動抵抗が小さく、かつ摩耗も少なく、長寿命が期待できます。
 アクチュエータ部とバルブ部とは一体物として組み上げ、出荷検査を行っているため、現場において、アクチュエータだけの交換は考えておりません。

 5.電子リンケージ

 今回開発したデルコンの大きな特長のひとつに“電子リンケージ”があります。
 従来、バタフライバルブを機械的リンケージにて接続し、2個のバルブを連動していましたが、デルコンの場合は電気的結線をするだけで2個の弁をうまく連動させることができます。これを電子リンケージと呼んでいます。
 図7に示すように、温度調節器

     































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