を早くするためフィードバック制御ではPIDの設定を行いますが、この調整に熟練を要していました。
 フィードフォワード制御では、マイクロコンピュータからの信号をデルコンに送り、あらかじめ計算されたガス量に設定して燃焼をスタートします。熱風の到達温度は、空気の温度、風量から計算できるので、このガス量になるように、デルコンの開度を決定し、装置起動後直ちに所定の熱風温度を得ることができます。このため素早い熱風温度の変更が可能になり、ヒートパターン通りの焙煎ができます。このようにデルコンを用いればフィードフォワード制御による高精度の制御が可能になります。

 おわりに

 今回開発した画期的な新型ガスバーナー用コントロールバルブ“デルコン”が業務用、産業用分野に普及し、ガス燃焼制御技術のレベルアップにつながり、生産性の向上、省エネルギー、省力化に大きく貢献することを期待しています。

本記事についての連絡先

 大阪ガスエンジニアリング株式会社 営業本部エネルギー機器営業部 渡辺英二
〒537大阪市東成区中道1丁目4-2
TEL.06-973-5861
FAX.06-973-5100

     



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