開閉操作の繰り返しにより接触面が損傷し、シール性が悪くなるだけでなく、流量特性にまで支障を来たしていました。
 これに対し、AV調節弁ではプラグが弁座から独立した位置にあるため、閉止時にお互いが接触しません。そのため頻繁な、あるいは急激な開閉操作によるプラグ損傷の心配がなく、長期にわたり高精度な流量特性が維持されます。また、弁座部はプラスチックとゴムシートの接触であるため損傷を受けにくく、小さな推力で大きな差圧(7kgf/cm2まで完全シールが可能です。

 (4)耐久性に優れたグランドシール機構

 グランド部はフッ素系O-リングとPTFEブッシュ(図2参照)の接触によるシールであるため耐摩耗性に優れ動きも滑らかです。社内テストにおいては100万回の開閉試験をクリアしています。

  (5)軽量、コンパクトで取扱いが容易

 重量が金属製調節弁の約1/2であるため取扱いが容易で、作業時間が大幅に短縮できます。キャップ(図2参照)を外すことにより配管したままで本体内部の点検・清掃ができます。さらに、堅牢な一体成形ボディーを使っているため金属配管へも接続できます。

  (6)高性能、コンパクトで耐久性に優れたアクチュエータ

 図1の左右は、エアー駆動式で空気圧シリンダを採用しています。そのため、従来のダイアフラム式アクチュエータに比べコンパクトで高推力、大ストロークが得られます。また、本体はアルミダイキャスト製で表面には耐食性に優れたエポキシ塗装が施されています。
 ポジショナは操作が簡単で、とくに耐振性が抜群です。そのため配管振動などにより狂いが生じることがありません。また安全性を考慮し耐圧防爆構造(JIS d2G4)を採用しています。
 逆作動タイプ(図1右)にはフェールセーフスプリングが入っているので、供給エアー消失時には弁は閉止状態になり、流体を完全に停止できます。
 複動タイプ(図1左)にはスプリングが入っていないので、供給エアー消失時には弁はその開度で停止、または流体圧などにより開方向へ動きます。
 図1中央は電動式で、小型・軽量なプラスチックバルブに合わ

     













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