た。ブースではエム・システム技研の米国総代理店であるエム・システムテクノロジー社の社員が説明にあたりました。エム・システムテクノロジー社はテキサス州ダラスに所在し、米国市場の販売を担当しています。
 展示会場ではWorldFIPならびにモトローラ社のLonWorks Networkのブースに比較的多くの人が集まり、コントロールソフト専業のソフトウェアハウス各社がとりわけ元気にプレゼンテーションを行っていたという印象をもちました。

WorldFIPおよびLonWorks

 WorldFIPはフィールドバスの発展、拡大を目指して設立された国際的な非営利団体です。本部を米国ノースカロライナ州のリサーチトライアングル内に置き、フランスならびに東京に連絡事務所を設けています。米国内では140社、ヨーロッパでは120社の協賛会社で構成されています。今回のISAショーでは、米国、欧州、日本の各国から併せて17社が流量制御のミニプラントでバスへの接続のデモンストレーションを行っていました。今回のISAショーでは、従来の31.25キロビットバスと同時に、IEC/ISA SP50標準の1メガビットバスも初めて展示されていました。また、PLCやI/Oマルチプレクサメーカー各社のブースにはWorldFIPのロゴを貼り付け、その接続を商品価値にしている製品が多く見受けられました。
 モトローラ社は24社の協賛企業とともに、LonWorkes Networkでの機器接続のデモンストレーションを行っていました。LonWorkesとは1990年に提唱された低コストなセンサ、アクチュエータの接続用ネットワークです。とくにMaster/Slaveおよび分散システムの構築に有用で、モトローラ社のMC1431シリーズの通信デバイスを機器に搭載することにより、比較的容易にネットワークの構築が可能になるとのことです。フィールドバスの動向と絡み合わせて、このLonWorkesの今後の展開は若干注目に値するかもしれないと考えられます。

ソフトウエアハウスの動向

 非常に多くのソフトウエアハウスがこのISAショーに向けてバージョンアップをした自社の制御用アプリケーションソフトのプレゼンテーションを行っていました。ISAショーでの新バーションの発表は3年ほど前から一般的になってきており、今年はその傾向がすっかり定着した様子でした。また、あのマイクロソフト社もWINDOWSの最新版WINDOWSNTのデモを大々的に行っていました。
 各社様々な機能をデモしていますが、製品を大別するとプラントのトータル管理用としての大規模なソフトウェアと局部監視制御用の高速応答を必要とするソフトウェアに分かれます。プラットフォームとしてWINDOWS、OS/2、UNIXなどがどれも供

     
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