展示品については一時期の開発の勢いからはやや足踏み状態が見受けられるとはいえ、やはりフィールドバスの実証試験の展示が興味深く、またツアーに参加された方々も熱心に説明を聞かれていました。そのほかではUNIX環境などでのソフトウェアの開発により統合システムを実現する動向について興味を持ちました。また、各ブースともプレゼンテーションがすばらしく、要点を的確にアピールして伝える技術など、見習うものがありました。


'93 ISAショー視察ツアーに参加して

国際計装株式会社
 山口 達也

 シカゴのオヘア空港へ到着したときには寝不足と座りっぱなしの状態で疲れはて、さぞ今夜はぐっすりと眠れると思っていたところ、時差の影響で2時間ほど眠っては目が醒るという状態で、ろくに眠れず、翌朝を迎えショーの見学に向かいました。
 出展企業はDCS、工業計器、工事材料、ケーブル、工具などのメーカーと、計装に関するあらゆる企業が参加しており、興味深く見て回りました。
 1日目はカタログ送付依頼をしながら、ざっと見て回りました。2日目は、注目のフィールドバスのデモンストレーションを重点的に見学しました。英会話能力の未熟さのため、つっこんだ内容の質問ができず、一般的な説明を受けた程度に終わりました。近い将来、フィールドバスのスタンダード化が確立し、世界的にバス化が広まるであろうことから、この業界からとり残されることのないように、私も対応できる能力や知識を身に付けねばならないと感じた次第です。


'93 ISAショー視察ツアーに参加して

株式会社山武商会
 小森 国治

 今回の展示会のメインテーマの1つは計装のフィールドバスシステムでした。フィールドバスの標準化を行っているバス規格としてISP、WorldFIPなどがあります。今後の製品動向を左右する可能性があり、関連製品業界にとっては目をはなせず注目される分野です。
 今回の展示会場は、1階が流体関連、ガス関連などのセンサや制御機器などフィールドバスシステムにおけるダウンサイジングのデモおよび展示、2階が管理装置関連などフィールドバスシステムのアップレベルのデモおよび展示と、機能レベルでの分割展示であり、フィールドバスシステム構成について理解しやすい形で配置されていました。

     
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