今月のアプリケーション

電話回線利用の信号伝送ユニット
“テレカプラ:DKT”による

マンホールポンプ所監視システム


 一般電話回線を利用した信号伝送ユニット“テレカプラ”(形式:DKT)を使用して、下水管路に設置されているマンホールポンプの運転状態(運転、故障)を監視するシステムを紹介します。

 1.システム構成

 広い地域に散在するマンホールポンプの運転状態はテレカプラに入力され、一般電話回線を介して親局である運転管理室に伝送され、監視されます。今回紹介するマンホールポンプ所設備はE地区までの5ヶ所ですが、電話回線のある所であればどこにでも監視箇所を増設することができます(図1)。
 ポンプの運転状態やマンホール水位などの各種計測信号はテレカプラのメモリ機能に記憶されるとともに、監視データとして親局である運転管理室へ送られ、パソコンのCRT画面上に表示されます(図2)。また、テレカプラのメモリ機能に記憶された監視データは、1日1回指定された時刻に管理室へ自動的に送られ、プリンターで帳票が作成されます(表1)。
 ポンプの故障およびマンホール水位異常、停電については、異常が発生した時点でテレカプラの自動発信機能によりリアルタイムに親局の監視システムに伝送され、監視操作員に知らされると同時に「非常通報」、「停電通報」として帳票が作成されます(表2、表3)。

 2.システムの特長

 テレカプラを使用することで次のようなメリットが得られます。
 I.最も手近な一般電話回線を伝送路として使えるため、簡単なシステム構成と経済的な信号伝送が実現できます。
 II.親局からいつでも自由にデータの呼出し、指令操作ができます。
 III.現場のテレカプラの全ての動作条件を親局から遠隔設定できます。
 VI.データ伝送中を除き、現場テレカプラのモジュラジャックに電話機をつなげば、同じ回線を使って通話ができます。
 V.定時監視、データの任意呼出し、異常が発生したときだけに電話回線が通話状態になりますので、回線使用料に無駄がありません。
 VI.マンホール水位とポンプの

     





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