や空気など気体流体のコントロールバルブ用に開発されたものです。必要以上の出力トルクが出ないように制限して、機構部分のコンパクト化を図っています。駆動用モータとしては交流シンクロナスモータを使用し、プラスチックポテンショメータで開度をフィードバックをしています。保護機能としては、過負荷に対するロック保護機能、過走防止のための電子リミッタ、ハンチング抑制のためのあばれ防止機能などを備えています。
 標準製品は回転形(形式:ERP)ですが、直動形(形式:ESP)も製作しています。

 3.アクチュエータ関連製品

 (1)サーボシリンダ(形式:SCS)


 サーボシリンダは全電子制御直動シリンダであり、そのロッドの位置決めは、入力する計装信号に従って、空気圧や油圧などを一切使わず、電動だけで精度よくコントロールします。
 シリンダ内部に駆動用の直流モータ、開度フィードバック用ポテンショメータおよび機構部分を内蔵しており、別置きのアナログポジショナ(形式:MEX-S)と組み合わせて使用します。ミニトップ(形式:MSP)と同等の機能を持っていますから、ストロークの調整や変更はゼロ調とスパン調を用いて簡単に行えます。ただし、ロッドを物に押し付けて停止させるような使い方は好ましくありません。

 (2)デルコン(DELCON)

 デルコンは、イートップと三角穴閉子式のアングルバルブを組み合わせた全電子式コントロールバルブで、ガスや空気など気体流体を小流量から滑らかに精度よくコントロールできますので、ガスバーナの制御には最適です。流量特性が開度のほぼ全域にわたってリニアに近いこと、機械的なリンケージがなく、ゼロ調、スパン調で調整が簡単にできること、バルブに異物が噛んでもロック保護機能があるのでモータを焼損しないこと、下向き取付けを除き取付方向に制約がないことなど、種々の特長をもっています。
 ガスバーナ制御を2台のデルコンを使って一定の空燃比を保持しながら行う場合は、電子リンケージ方式(開閉時間の長い方のデルコ

     




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