線を使用する公衆回線(電話交換器を通った普通の電話回線)の方がコスト的に有利です。この公衆回線を利用し、必要なときだけオートダイヤル機能を用いて遠隔測定監視ができる製品群も用意されており、目的に合わせて自由に機種をお選びいただけます(図1)。
 エム・システム技研のテレメ・テレコン用機器は電気通信端末機器審査協会の認定に合格していますから、NTTに機器の使用を申し込むだけで、一般の電話とまったく同じ要領で使えます。

 2.専用回線用テレメ・テレコン

 (1)遠方監視制御ユニット DHシリーズ(図2)

 基本構成として1:1双方向伝送方式のテレメ・テレコンユニット(DHM)があり、さらに増設ユニット(DHS)を加えた拡張システム、そして上位コンピュータを親局とした1:n(nは16以下)双方向伝送方式の分散形テレメ・テレコンシステムを構成することができます(表2参照)。伝送路としては符号品目50bpsまたは帯域品目3.4kHzを使用します。
 DHシリーズは小形オールインワン構造であり、また、用途に応じて各種入出力が用意されています。一般にありがちな伝送点数の増加に伴う機種変更については、DHシリーズではその必要はなく、増設ユニット(DHS)を追加するだけで対応できます。保守や現地調整のとき必要になる電話連絡は、テレメ・テレコンユニット用の専用回線を使い、機器と電話機とを切り換えて行います(ただし、帯域品目の場合に限ります)。

 (2)多重伝送システム DASTシリーズ(図3)

 1983年発売以来、1000セットの納入実績がある1:1双方向伝送用テレメ・テレコンです。伝送路は符号品目50bpsを使用します(表2参照)。
 その特長は入出力部がプラグイン構造となっているため、変更、追加が容易である点です。また、各ユニットごとに正常動作表示ランプを実装し、メンテナンスを容易にしています。

 (3)テレメータユニット DLSシリーズ(図4左)

 テレメータユニット(DLS)に各種のモデムを接続することにより、1:1双方向伝送を行うことができます。また、エム・システム技研の多重伝送装置(DLA)を接続すれば、その豊富な入出力に対応したテレメ・テレコンが実現します。またモデムについては、専用回線用モデム(3.4kHz、50bps)、自営回線用モデム、光モデム、無線モデムなど各種のモデムと組み合わせてシステムを構築することができます(表3参照)。
 小形オールインワン構造であり、また入出力点数がユニット単位で拡張できるといった特長があります。

 (4)リモートI/Oインタフェース DLCシリーズ(図4右)

 リモートI/Oインタフェース(DLC)に各種のモデムを接続することにより、上位コンピュータを親局とした1:1または1:n双方向伝送方式の分散形テレメ・テレコンシステムが構築できます。また、エム・システム技研の分散形多重伝送ユニット(DLA)を接続すれば、その豊富な入出力に対応できる伝送容量をもっています。なお、専用回線用モデム(1200bps)と組み合わせ、上位コンピュータへ直接RS-232-C(無手順)で伝















     

























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