ワープロの先進国は、欧米ですが、専用の英文ワープロは10年前に姿を消しました。パソコンによるワープロソフトに代わってしまったからです。アメリカのオフィスワーカは、パソコンを使用してワープロソフトと表計算ソフトで事務処理を行っています。
 最近、国内で売られているワープロの新製品では、パソコンのソフトが走るようになってきました。日本特有の専用ワープロも、とうとうパソコン化してきました。
 以上の事例から、あらゆる分野の専用コンピュータは、パソコンに置き代わってしまうことが容易に類推できます。
 計装システムもこの動きの外に留まることはできません。最近のパソコンの価格低下は、さらに大きい衝撃を与えます。ハードディスク内蔵のパソコンが20万円以下で買えるようになったからです。税制上、資産として減価償却しないで経費処理できるようになって、しかも故障率は工業用コンピュータよりも低いパソコンが使われないはずがありません。
 当社では、7年前からパソコンが計装システムの重要なコンポーネントになるという確信をもって製品開発を進めてきました。パソコンを中心にした計装システムを考え、少しずつコンポーネントを増やしてきました。多重伝送システムDATA・M(データム)もその一例です。また、各社のPLC(シーケンサ)のフィールドネットに接続できるアナログ変換器もそれに相当します。
 しかし、計装分野のパソコン化は遅々としたものでした。理由はパソコンに見合ったコストのDCSがなかったからです。そこで、昨年、この問題を当社の手で解消することに決めました。

     

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