テレメ・テレコンの特長と応用
1量の伝送から多量の伝送までカバーする豊富な製品群



(株)エム・システム技研 取締役企画営業部長


 はじめに

 1985年の「通信の自由化」に伴って、財団法人 電気通信端末審査協会の適合認定を受けた通信機器であれば何でも、NTTの電話回線につなぐことが認められるようになりました。このため、公衆回線を利用したファクシミリやパソコン通信など、ホームオートメーションの普及が大幅に進みました。さらに、半導体の驚異的な発達は通信分野にも大きい変革をもたらし、テレメ・テレコン(テレメータ・テレコントローラ)においても、もはや「装置」ではなく1つの部品として取り扱えるまでのダウンサイジング(1個のLSIの中に膨大な機能が入ってしまった結果、装置の寸法が1/5~1/10と小さくなり、価格も1/10~1/20になってしまう現象)を実現しつつあります。
 エム・システム技研は、従来より上下水道用テレメ・テレコンを多くのお客様に納入し、ご好評をいただいてきました。ここに新製品を含むエム・システム技研のテレメ・テレコン製品の現状を、その特長と応用を中心に置いて紹介します。

 1.NTT回線について

 テレメ・テレコンに利用する電話回線には、公衆回線(*1)と専用回線(*2)があります(*1、*2は用語説明参照)。
 遠方より常時監視を行う場合、専用回線を終日利用します。また、NTTでの回線の分類には、帯域品目および符号品目という2種類の品目分類があります。使用目的に伴って決められる伝送速度、ランニングコストの条件に対応して、各品目分類の中から合致した仕様の製品を選択できます。
 また、異常が発生したときにだけ情報を伝えればよい場合には、常時回線をつないでおく専用回線でなく、情報を伝えるときだけ回

     







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