換器や測温抵抗体変換器では、リニアライズ後の値を、各種の特性変換器や演算変換器では演算後の値を表示します。
 演算後の値であれば“出力指示計”と呼んでもよいのですが、電流出力のとき、負荷を接続しなければ“指示計は表示しているが出力電流が流れない”という状態が発生し、指示値と出力が一致しないという誤解を避けるため「入力指示計」と呼ぶことにしました。

 ケースの形状変更

 指示計が見える窓が付いたケースに変わります。もちろん指示計なしの機種には窓はありませんが、同一デザインのケースとなります。これに伴い、外形寸法のうち奥行きが指示計内蔵のため従来より4mm増えることになります。これ以外は、従来製品と変わりません。外形寸法図(図3)を参照ください。
 また、一部正面パネルにスイッチやコネクタなどが付いている機種については、従来のケースをそのまま使用しています。

 高速応答形

 プロセス工業や上下水道などの計装の分野では比較的計測信号の変化は緩やかですから、それに合わせて原則として変換器の応答時間は0.5s(0→90%)にしています。さらに最近、FAや試験研究の分野から応答速度の早い変換器の要求に対応して、エム・システム技研では応答時間500μsの超高速アイソレータ(形式:SVF)もご提供しています。今回、超高速形に加えて応答時間25ms(0→90%)の変換器12機種を発売することに致しました。

 入出力仕様追加

 M・UNITシリーズの入出力仕様を追加します。追加する仕様は、アイソレータ(形式:SV)を例にとると表1、表2の通りです(追加仕様を網掛けで示しています)。 

 耐電圧AC2000V

 電力業界や受配電設備などでは、変換器の電源と入出力間、入力と出力間の耐電圧としてAC2000Vが要求される場合が多くあり、今まで高耐圧形としてアイソレータ(形式:SVH)と測温抵抗体変換器(形式:RBH)の2機種を用意してきましたが、今回これを拡大しほとんどの機種で耐電圧AC2000Vを実現しました(表3、4参照)。

 電源仕様追加

 電力設備や鉄道・通信設備、化学プラントなど一瞬たりとも止めることができない設備では、雷害その他の災害発生時に万が一停電が起こってもシステムが停止しないように、電源のバックアップが必要になります。このときに有効なのがバッテリバックアップが可

     
























<前ページへ次ページへ>

*. 本ウェブサイト上に掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。記載内容はお断りなしに変更することがありますのでご了承ください。

*. 本ウェブサイト上の表示価格には消費税は含まれておりません。ご注文の際には消費税を別途頂戴いたします。

MG 株式会社エムジー

Copyright © 1992 MG Co., Ltd. All rights reserved.