能な直流電源用の変換器です。このような状況に対応するため、今回とくに需要の多いDC110V電源やDC48V電源を追加発売します。また、輸出用設備に有効なスイッチング電源(電源電圧AC85~132Vに対応)もほとんどの機種で選択可能となっていますのでぜひご利用ください。 パルス入出力変換器7機種新発売 パルス入出力変換器については、センサとの受け渡しや表示器あるいは受信計器との受け渡しでしばしば問題が発生します。これは、各メーカーごとに入出力仕様がまちまちで、出力レベルとスレッショルドレベルが合わないとか、出力パルス幅が狭すぎるとか、いろいろな条件がうまく合っていないためです。 そこでこれらの問題を解決するため、入力信号のHigh・Lowレベルや2線式パルス用の入力抵抗値、またセンサ用電源電圧などについては、ディップスイッチで変更できるようにしました。さらに、マイコンを使用しているため、入力レンジやサンプリング周期、警報設定値などの設定がプログラミングユニット(形式:PU-2)を使って現場でできます。 以下に新発売のパルス入出力変換器の主な特長とアプリケーション例をご紹介します。 (1)パルス/アナログ変換器 (形式:JPAD) ●パルス入力信号を直流出力信号に変換 ●センサ用電源(DC12V、60mA)内蔵 ●無電圧接点パルス、電圧パルスおよび2線式パルス用を用意 ●流量センサの流量係数を補正できるリニアライザ付 ●周期的に周波数が変化する不等速パルスの補正可能 ●超低速パルスのとき、入力パルス間隔が長くなると出力値を予測演算して自動的に低下させる予測出力機能付 アプリケーション例 ●容積式流量計のパルス信号をアナログ信号(瞬時値)に変換 ●機械の回転による無接点パルス信号をアナログ信号(回転速度)に変換 (2)デューティパルス/アナログ変換器 (形式:JTDA) ●マイコン回路によりデューティ比の変化を統一信号に変換 ●入力レンジをプログラミング・ユニット(形式:PU-2)により変更可能 ●PU-2によりループテスト用手動出力可能 アプリケーション例 ●デューティパルス変調方式で信号伝送を行うときの復調のためのデコード用受信機としての用途(デューティパルス出力変換器MTDと併用) (3)パルス積算/アナログ変換器 (形式:JPQD) ●パルス入力信号を積算後、積算値を直流出力信号に変換 ●センサ用電源(DC12V、60mA)内蔵 ●アナログ信号の100%の値と積算値の対応はプログラミング・ユニット(形式:PU-2)で設定可能 ●無電圧接点パルス、電圧パルスおよび2線式パルス用を用意 アプリケーション例 ●容積式流量計のパルス信号を積算してバーグラフメータに表示 ●パルス入力信号で機械の移動距離を算出する距離変換器を構成 (4)ロータリエンコーダ速度/アナログ変換器 (形式:JRPD) ●ロータリエンコーダの正/逆転パルス入力を正/逆速度信号に変換 ●レンジはプログラミング・ユニット(形式:PU-2)で設定可変 ●センサ用電源(DC12V、60mA)内蔵 アプリケーション例 ●機械の移動速度をロータリエンコーダで測定しアナログ信号にして出力 (5)ロータリエンコーダ位置/アナログ変換器 (形式:JRQD) ●ロータリエンコーダの正/逆転パルス入力を正/逆位置信号に変換 ●レンジはプログラミング・ユニット(形式:PU-2)で設定可変 ●センサ用電源(DC12V、60mA)内蔵 アプリケーション例 ●機械の移動距離をロータリエンコーダで測定しアナログ信号にして出力 (6)パルスアイソレータ(センサ用電源付) (形式:PPD) ●パルス入力信号を絶縁して各種のパルス出力信号に変換(入力周波数=出力周波数) ●オープンコレクタ、電圧パルスおよびリレー接点出力を用意 |