●表示LED
電源およびRS-232-Cの信号状態を表示します。
●RS-232-Cコネクタ
DLSと接続するためのコネクタです。
●接続端子コネクタ
NTT専用回線、電話機、RUN接点出力および電源にブロック化しています。
●設定パネル
NTT専用回線への送出レベル（－1～－15dBm）や電話機の接続の有無の設定を行なうディップスイッチ、RS-232-Cの信号状態を表示するLEDからなります。
◎開発者からのコメント◎
当社が開発した最初のテレメータシステム、DAST-A1シリーズ（伝送速度50bps）は、12年前から販売しています。
3年前から、テレメ･テレコンのレパートリーを大幅に増やす計画を立てて、開発を進めてきました。当初は、業界の従来機種にならって、通信部と入出力部を一体にした方式で電気通信端末機器審査協会の認定を受け手きました。
しかし、この方式では入出力点数や入出力の種類が変わる都度、認定を受ける必要があり、非常に面倒でした。
そこで、この問題を根本的に解決するために、モデムと入出力ユニット（MsysNetシリーズ）を組み合わせる方式を採用し、下記のモデム単体で認定をとることにしました。
I.50bps専用回線モデム
II.300bps専用回線モデム
III.1200bps専用回線モデム
IV.音声・データ同時通信モデム
この中で、音声・データ同時通信モデムは、フィルタの開発が技術的に難しそうだったため、まず他社製品との組合せを検討しました。しかし、当社が調査した範囲では、対象機種の開発世代が古いためか、データの伝送音が音声に混ざって聞き取りにくいというユーザーの意見が多かったため、既製品の採用はあきらめました。
今回独自に開発した音声・データ同時通信モデムMOD4では、最新のIC回路技術であるスイッチド・キャパシタ回路を使ったフィルタを採用できたことで、混信の極めて少ないモデムを実現することができました。
