2.制御カードの機能

 DCSのダウンサイジング

 スーパーDCS用の制御カード(形式:18MA)は、1台で次の能力があります。
●PID調節器:2台分
●演算器:50台分
●シーケンサ:外部接点入出力 合計 256点分
 ダウンサイジングとは、機能が大幅に向上し、価格が大幅に下がることを表現しています。MsysNet(エムシスネット)シリーズでは、変換器と同じサイズの制御カード1台に、これだけの機能が搭載されて、しかも価格は15万円(予定価格)です。これこそ、DCSにおける初めてのダウンサイジングと言えるでしょう。

 制御カードのモジュール構成

 DCSより以前の計装システムでは、単体の調節器や演算器を使用し、必要に応じてリレー、タイマ、シーケンサなどを用いてシーケンス制御を行っていました。現在でも、小規模なシステムではこの方式が採用されています。
 MsysNetシリーズの制御カードも、この考え方をプログラム上で踏襲しています。ユーザーが計装システムを構築する際に、ソフトウェアで置き換えた調節器や各種の演算器およびリレー回路などのモジュールを組み合わせます。この概念は、PLC(シーケンサ)をプログラムするとき、リレー回路に置き換えて入力するのと似ています。
 表3に、制御カードが使用できる各種モジュールの種類を示します。

     











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