2.機器間伝送機能の原理

 機器間伝送機能は、図2に示すように、制御カード②内の機器間伝送端子モジュールと通信カード①により実現します。

 (1)通信カードの役割

 ●上位データのバッファ機能
 計装用LAN(MsysNet)上に送信されているデータをすべて最新状態で蓄えておき、下位のネストバスに接続されている制御カードの要求に応じて送信する。
 ●下位データの送信機能
 下位のネストバスに接続されている制御カードから送信されたデータを、MsysNet上に送信する。
 ●ネストバスの通信制御
 ネストバスに接続されている通信機能付カード(制御カードなど)を順番にポーリングして制御カード間の伝送を行う。

 (2)機器間伝送端子モジュールの役割

 機器間伝送端子は、制御カード内のアナログ・接点入出力信号を他の制御カードやI/Oユニットとの間で送受信するときに使用するソフトウェアモジュールです。
 制御カードから外部に出力するときは、送信用端子モジュールを使用します。制御カードの外から信号を入力するときは、受信用端子モジュールを使用します。

     
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