B=200m3/H÷500m3/H=0.4=40%
 また、係数は前項と同様に計算できます。
 K1=流量1のスパン÷出力スパン=(200-100)÷(500)=1/5
 K2=流量2のスパン÷出力スパン=(300-100)÷(500)=2/5
 この場合、入力信号が0%以下になることがないため、出力信号が40%以下になることはありません。

 5.入力バイアスの計算

 出力バイアスを計算する例を入力バイアスを使用して演算することもできます。
 この例を図10で示します。
 流量1=100~200m3/H
 流量2=100~300m3/H
 出力=0~500m3/H
演算式は次のようになります。
X0=K1(X1±A)+K2(X2±B)
 K0:出力
 K1:入力1の係数
 X1:入力1
 A:入力1の入力バイアス
 K2:入力2の係数
 X2:入力2
 B:入力2の入力バイアス
入力バイアスの計算
 入力バイアス=バイアス分÷入力スパン
 A=100m3/H÷100m3/H=1
 B=100m3/H÷200m3/H=0.5
 係数は2段階に分けて計算すると計算しやすくなります。流量1では100~200m3/Hに入力バイアスを付加して0~200m3/Hとしていますので、第一段の係数としては次のようになります。
次に出力の係数計算を行います。
K=200÷500=2/5
両係数を掛け合わせます。
K1=(1/2)×(2/5)=1/5
同様に流量2の係数を計算します。
K2=(2/3)×(3/5)=2/5
***
 次回は演算器の使い方のうち、乗除算器で温圧補正を計算する説明をします。

     



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