ホットライン日記


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 Q:現場の3導線式測温抵抗体から盤内の変換器まで既設の2芯ケーブルを使って配線したいのですが、問題ないでしょうか?




 A:既設の2芯ケーブルで配線するのであれば、盤内の変換器は2導線仕様の変換器でなければなりません。また、2導線式の場合は、実際に取付けた状態で外部導線抵抗の調整を行う必要があります。

 外部導線抵抗の調整(図1)

 (1)測温抵抗体に接続されている配線を外して、代わりに基準抵抗(たとえば、Pt100の0℃に相当する抵抗、すなわち100Ω)を図1点線のように接続します。
 (2)変換器の出力信号が100℃相当になるように変換器のゼロ調整ボリュームで設定します。
 (3)測温抵抗体を元通りに配線して調整を終了します。
なお、2導線式は電流(i)供給導線と電圧(e)検出導線を兼用しているため、外気温度変化による導線抵抗の変化が直接影響し、測定誤差を生じます。配線距離は短いほど導線抵抗の影響を小さくできます。
 3導線式(図2)

 3本の導線抵抗値が同じであれば、途中の外気温度変化があっても大きい誤差を生じることなく測定できる方式です。3導線式は、プロセス計装用として最も多く使用されています。


     







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