スクに保存します。
 IV.リストの印刷
 入力済みのデータを印字する機能で、下記の構成になります。
 ●目次
 ●モジュール リスト(モジュール単位の設定データ表)
 ●シーケンステーブル リスト
 ●シーケンスラダー リスト
 ●各種のチェック リスト
 ◆制御カードとパソコンを接続して使用する機能
 図4のようにパソコンに制御カードを接続して、動作させます。
 V.データのダウンロード
 作成したデータベースまたはフロッピーディスクに保存してあるデータを、制御カードに送信します。
 この機能により、制御カードが納入された時点で、オフラインで作成しておいたデータベースをまとめてロードできます。すなわち、制御カードを入手する前に、データを作る作業ができます。
 VI.データのアップロード
 制御カードに設定されているデータをフロッピーディスクに保存する機能です。
 VII.シミュレーション機能
 端子モジュールの入出力データを、パソコンで操作してシミュレーションを行います。パソコン側から読み書きできるデータは、フィールド端子モジュールと通信端子モジュールです。
 この機能を使えば、模擬入出力装置を接続せずに、ループテストが行えます。

 3.試運転調整

 試運転の際に少量のデータの変更を行うときは、プログラミングユニット(形式:PU-2)が便利です。ビルダーソフトをセットしたノート形パソコンを使用すれば、マニュアルなしで操作ができ、さらに便利になります。
 試運転時に修正が完了したデータは、パソコンのアップロード機能により、一括して保存します。必要ならば、前項で紹介した印字機能によりリストを作成し、完成図を仕上げることもできます。

 4.ハードウェアの故障復旧

 フロッピーディスクに保存しておいたデータベースをパソコンから制御カードにダウンロードすれば、故障復旧時間を最小にすることができます。
 メンテナンス室に図4のセットを用意しておき、フロッピーディスクに保存しておいたデータベースを制御カードにダウンロードします。もちろん、ネスト内に制御カードを収納した状態でも、フロッピーディスクのデータをダウンロードできます。

 おわりに

 今回でMsysNetシリーズの紹介は終了します。このシリーズの開発では、計装業界に先例のない2つの大きなコンセプトの実現をめざしています。
 1つは、フィールドバス方式に依存しないスーパーDCSの開発です。とくに超分散制御システム(スーパーDCS)にマルチループ制御機能を盛り込むのに必須の機能である“機器間伝送”を効率よく実現する方式が核心です。
 もう1つは、“スーパーDCS、多重伝送、リモートI/O、テレメータおよびテレカプラ(NCU付モデムによる通信)を1つのシステムに統合する”という計装業界で初めての統合形計装システムの実現です。このシステムのキーテクノロジィは、計装用LAN(MsysNet)です。
 開発工程が進んで、シリーズの発売時期が明確になった時点で、さらに詳細な機能の解説を行うことを予定しています。

     







































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