算器の係数およびバイアスを計算する必要があります。この場合、発信器側の実目盛と表示器側の実目盛を使って計算することになります。
 簡単な例として図2に示したループにおける計算例を図5に示します。
 図5の例では、次の条件になります。
 流量1=0~100m3/H
 流量2=0~200m3/H
 出力=0~300m3/H
 すべての実目盛が0から始まっていますから、バイアスを考慮に入れる必要はありません。
 演算器内では、次の演算式が使われます。
 X0=K1×(X1)+K2×(X2
 X0:0~1出力信号
 X1:0~1入力信号(流量1)
 X2:0~1入力信号(流量2)
 一般式では出力=流量1+流量2となりますが、演算器で単純な加算を行うと、出力は0~2となり、上の演算式の出力0~1と合わなくなります。そのため、K1およびK2の係数の設定が必要になります。係数は、次のように求めます。
 K1=流量1目盛÷出力目盛
 K2=流量2目盛÷出力目盛
図5の例では、次のように計算されます。
 K1=100m3/H÷300m3/H=1/3
 K2=200m3/H÷300m3/H=2/3

 3.中間レンジの計算

 次に、図6に示すような中間レンジ目盛の例を説明します。各目盛を次のようにします。

     



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