ル・miniとはミニトップを使用した電子式コントロール弁のことを指しています。

3.エスペロール、エスペロール・miniの構成と性能

 エスペロール(mini)の構成は、本体、ヨーク(ジョイント含む)、アクチュエータと大きく3つに分けられます。また、サーボトップ(ミニトップ)ではモータユニット、コントロールユニット、差動トランス(ミニトップではコントロールユニットに装着されています)、ギアユニットなどで構成されており、メンテナンスが容易にできるようになっています。
 エスペロール(mini)の性能は、レンジアビリティ30:1を最小とし、50:1~100:1の製品が主体になっています。また、微小流量の制御を必要とする仕様に対しては、1000:1のワイドレンジがあります。エスペロール(mini)に組み込む弁本体としては、0.0005~5650間の各Cv値を、また15A(1/2B)~400A(16B)の各サイズを用意していますから、ご仕様に合ったバルブを選定いただけます。

4.エスペロール、エスペロール・miniの特長

 I.多種類のバルブと組合せが可能:各バルブメーカーの特色を生かし、微小流量から大流量まで応用範囲が広く、仕様に合ったコントロール弁をご提供できます。
 II.広レンジアビリティ、高分解能:制御範囲が広く、また高分解能のアクチュエータを搭載していますから、精密な制御が行えます。
 III.コンパクトでローコスト:エスペロール・miniの場合、空気式コントロール弁と比較して、よりコンパクトであり、低コストが実現できます。
 IV.メンテナンスが容易:部品がユニット化されているため、部品交換が簡単に行えます。また、交換後のゼロ・スパン調整も簡単です。

5.利用の範囲

 実際のプロセスでの制御項目としては皆様もよくご存じのように、流量制御、圧力制御、温度制御、レベル制御、pH制御など様々な制御がありますが、エスペロール、エスペロール・miniは、流量制御、圧力制御、温度制御に多く使用されています。

実用例の装置説明

 図4、5の装置はある製品の製造工程において、ノズルから吹き出すエアーの圧力を一定に保つシステムです。製品の均一化を図るため、圧力変動を±0.01kgf/cm2以内に保つと共に、製品の種類に応じて圧力の設定値を変更することが必要です。図4は既設の設備


     















































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