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ご存じですか?レトロフィットに便利なセンサ入出力形電空変換器

 昭和30年代、空気式計装が全盛のころは、全空気圧式のPID制御機能付指示記録調節計や、0.2~1.0kgf/の空気cm3圧信号にして各種計測信号を伝送するトランスミッタが主力制御機器として採用されていました。本質的に防爆であることもあって広く普及していましたが、応答の遅れのため長距離伝送ができないことと、熱電対のような便利な電気信号を扱えない欠点がありました。そのころ熱電対や測温抵抗体からの信号を空気圧信号に変換するトランスミッタは画期的な新製品と受け取られ、一世を風靡した歴史があります。
やがて電子技術の急速な進歩により、微弱な電気信号も計装用電気信号に変換できるコンパクトなトランスミッタが開発されると、全電子式計装時代が音をたててやってきました。そして、たちまちにして空気圧制御機器は片隅に追いやられてしまい、かろうじて空気圧式コントロールバルブのみが生き残っているというのが現状なのではないでしょうか。
「いかにコンピュータ全盛の時代になっても、空気式計装が今なお重要な役割を果しているプラントが残っているに違いない。それらの設備のメンテナンスに役立つのではないか」と考えて、エム・システム技研では、独自の“センサ入出力形電空変換器P・UNITシリーズ”を標準化しました。
このところ年間数百台程の出荷台数で、決して多いとは言えませんが、国内のみならず東南アジア方面などで根強い需要があります。また最近のことですが、ある化学会社で、既設空気圧計装設備のメンテナンス用にこんなものがありますよとP・UNITを紹介したところ、非常に喜ばれて早速ご採用いただきました。
まだまだ現役で働く空気圧計装設備のメンテナンス用に、レトロフィットに打ってつけで便利なP・UNITシリーズをご紹介します。詳しい仕様については当社製品総合仕様書集『MSS』分冊AのP・UNITの該当ページをご覧ください。

     













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