宮道 繁
みやみち しげる
（株）エム・システム技研 取締役社長
みやみち しげる
（株）エム・システム技研 取締役社長
あけましておめでとうございます。
はやいもので本誌をお届けし始めて3年目に入ります。ただ今、私達は政治、経済ともに激変の真っただ中にいるのではないかと存じます。その激しい遷り変わりの本質をよく見極めて対処すれば未来は明るいと考えるのは楽観に過ぎるのでしょうか。
さて、計装業界は今、大きく動き出していると思います。その原動力となっている大きな要素として、
（1）巨大な素子が詰まった高性能な超LSIの出現
（2）ウィンドウズが実現するパソコン主役時代の足音
（3）堰止めることのできないオープン化への流れ
をあげることができると思います。
その結果として考えられることを並べてみますと、
（1）機能分散ネットワーク統合形のシステムが主流になる
（2）高機能商品の開発にも大資本は要らない
（3）システムインテグレータが主役になる
（4）パッケージソフト戦争が始まる
などが即座に頭に浮かびます。
エム・システム技研はこれらの背景を有効に活用して、高度な機能をもった計装用コンポーネントを手のひらサイズにまとめて供給する部品メーカーとして発展の軌道に乗りたいと考えております。
その第一段としてパソコンスーパーDCSを実現するためのネットワーク統合形計装コンポーネントをねらったMsysNetシリーズを発売致します。『MS TODAY』の読者各位にはきっとご愛用願える内容にしたつもりですが、もし具体的にお気付きの点がございましたらご教示くださいますようお願い申しあげます。
これからも、何かとお役に立つ情報をお届けし続けて行くために、編集関係者一同頑張って参ります。読者の皆様からもぜひアプリケーション情報などをお寄せいただき、もっともっと中味の濃い読みものにして行きたいと考えております。
今後ともよろしくご愛読くださいますようお願い申しあげます。
宮道 繁
