推奨します。推奨品以外のモデムを使用するときは、通信が正常に行われることを確認しておく必要があります。
 監視する現場側にはテレカプラミニを設置します。このテレカプラミニに各種のアナログ信号やデジタル信号(接点信号)を入力します。テレカプラミニに入出力できる信号は、アナログ入力が1~4点、デジタル入力が4点、デジタル出力が0または1点であり、デジタル入力にはパルス入力、ステータス入力、トリガー入力を割り付けることができます(表1参照)。
 監視側・現場側ともに、公衆回線との接続箇所と電源に雷サージを吸収して機器を守るため専用避雷器を付けることが推奨されます。
テレカプラミニにはバックアップ電源の使用をお薦めします。
1台のパソコンで最大100台までテレカプラミニを登録できます。

2.ソフトウエアの概要

 ここに紹介するソフトウエアはイベント監視、データ収集、データの保存、画面表示、パラメータ設定の5つの標準機能をもっています(表2参照)。
(1)イベント監視
 テレカプラミニはアナログ入力、ステータス入力、トリガー入力、パルス入力の積算値の状態を監視し、異常が発生したときや正常状態に復帰したとき、自動発信機能により監視センター側に公衆電話回線を介して情報を伝送します。監視センター側のパソコンは伝送された情報をディスプレーに表示し、警報の発生や復帰を知らせます。
(2)データ収集
 警報発生時、復帰時、定時刻(1日4回まで)、トリガー発生時および任意時刻に表2に示す各データを収集できます。
(3)データの保存
 警報発生時や定時刻発信のデータはテレカプラミニに付けられたID番号と一緒に、各入力ごとに自動的にデータファイルにして保存され、データの解析に利用することができます。ただし、任意時刻のデータは保存しません。
(4)画面表示
 ソフトを立ち上げると、初期画面(図2)を60秒間表示した後、画面表示が消えます。これはディスプレー画面の焼付きを防ぐためで、画面が消えていても受信状態

     
表1 テレカプラミニ(形式:22T)の主な仕様.
入出力部の種類
1:アナログ入力4点、デジタル入力4点
2:アナログ入力1点、デジタル入力4点、デジタル出力2点
3:アナログ入力2点、デジタル入力4点、デジタル出力1点
(アナログ入力としてはパルス入力、ステータス入力、トリガー入力を割り付けられます)
供給電源:AC85~132V
構造:小形プラグイン構造
入出力仕様:アナログ入力信号DC0 ~5V、A/D変換分解能10ビット、入力インピーダンス100MΩ以上
デジタル入力信号(ステータス入力、トリガー入力)無電圧接点またはオープンコレクタ
デジタル出入力信号オープンコレクタ、出定格 DC24V 50mA
外形寸法:幅72×高さ87×奥行き139mm
重量:約500g
警報機能:アナログ警報、ステータス主入力機能、マルチ発信機能、リトライと自動回数切換え機能




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