ホットライン日記


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 2)変換器の入力が電圧信号の場合
 変換器の入力初段にある能動素子(トランジスタ、IC)の前にRCフイルタ兼用の高抵抗(たとえば1MΩ以上)が付いています(図2参照)。したがって、この抵抗値以上が入力抵抗となります。
 3)入力抵抗値の測定
 入力端子電圧と流入電流から求めます(図3参照)。ただし、実際の動作状態の入力抵抗値は微小入力電圧の変化に対する流入電流の変化から求めます。このときの電流の変化量はごくわずかで、一般の測定器で測定することは困難です。そこで、変換器の入力信号線に直列に抵抗器を入れ、出力の変化率を測定し、その変化率から入力抵抗値を算出します。
 つまり、入力の信号線に直列に抵抗器を入れると、その抵抗値分の電圧が生じ、変換器の入力端子間の電圧が減少します(電圧降下)。すると、それと同じ割合で変換器の出力が下がります。このとき、入力端子間の電圧降下率は、信号線に直列に入れた抵抗器の抵抗値と変換器の入力抵抗との比で決まります。
 たとえば、1MΩの抵抗器を入れたときに、変換器の出力が1%減少した、すなわち出力が入れる前の99%になったとすると、このときの変換器の入力抵抗はほぼ100MΩということになります(図4参照)。

     








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